「ホームページ」を6種類に分け、その活用方法を考える。前【no.1768】
「ホームページ」を6種類に分け、その活用方法を考える。前(2019年9月のコラムです)
自社はインターネットを充分に活用できているか。活用目線でのホームページの評価をどう考えていけばいいか。
いわゆるホームページの診断や評価。SEO対策であったり、デザインやレイアウトであったり、表示スピードであったりです。ホームページ上で「見える部分」かつ「ある一時点」を評価するもの。「インターネットを活用するための組織体制ができているか」そこを軸にした評価です。
*評価の対象になる「ホームページ」とは
ここでは「ホームページ」という言葉を使いました。インターネットの世界やデジタルマーケティングの世界で長年仕事をしている人間からすると「WEBサイト」や「ウェブ」といった表現をすることがほとんどです。ただ幅広い層の一般知識を考慮したとき「ホームページ」が一般的だろうと思いました。
ですから、ここでの「ホームページ」は様々な種類のWEBサイトを表します。そして「ホームページ」と評されるWEBサイトは6つの種類に分けられると考えました。コーポレートサイト、サービスサイト、ECサイト、メディアサイト、採用サイト、ブランドサイトの6つです。
*各々の「ホームページ」がもつ役割は何か
コーポレートサイト、サービスサイト、ECサイト、メディアサイト、採用サイト、ブランドサイト・・この6つの言葉を聞いたときに、「うちの会社はコーポレートサイトとサービスサイトをつくっているなぁ」とか「メディアサイトと採用サイトはやっていないけれど将来的にはチャレンジしたい」などとイメージされる会社さんもいらっしゃるかと思います。
各々の「ホームページ」とその役割について考えていきます。
*1.コーポレートサイト
まずコーポレートサイトです。コーポレートはそのまま「会社」という意味です。いわゆる「会社サイト」と同じです。「ホームページ」という言葉から想像されるのはコーポレートサイトだと思います。
コーポレートサイト役割は「会社を知ってもらうこと」です。ですから、会社の情報を包括的に集約しておく必要があります。コーポレートサイトとは別にサービスサイトや採用サイトを用意しておけば、コーポレートサイトでのサービス紹介や採用情報掲載を強く押し出す必要はありません。会社の理念や沿革、会社そのものについての情報を充実させておくことが大切です。
*2.サービスサイト
次にサービスサイトです。サービスサイトの役割は製品や商品、ソリューションをお客様に知ってもらうことです。このお客様とは「潜在顧客」「見込顧客」「新規顧客」「既存顧客」は問いません。BtoC事業の場合は消費者としてのお客様になります。BtoB事業の場合はサービス導入企業だけではなく協業・業務提携の企業も対象になります。
トレンドとしては1つの「ホームページ」で1つのサービスを紹介することが流行りです。「ホームページ」のデザインやレイアウトをサービスのイメージに合ったもので提案。サービスの価値や差別性、導入事例を充実させてお問い合わせや資料請求につなげます。サービスサイトはいわゆる「インサイドセールス」の軸になります。
*3.ECサイト
ECサイトはご存知のとおりです。主に物販を中心とした製品・商品・サービスを販売するための「ホームページ」です。ECサイトのメインの役割は売上の獲得。サブ的な役割として会員データの獲得になります。
これまでのECサイトというと物販をイメージされる方が多いと思います。ただ、たとえばLINEの「LINEスタンプ」の販売なども立派なECです。今後は物販だけではなく、電子データのECもさらに市場として伸びてくるでしょう。
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