「勉強の仕方」と「戦略の立て方」を企業に根付かせる【no.1745】
少し不思議に思っていたのが、学校や学習塾では国語算数理科社会英語を教えてくれるのですが、そもそもの「勉強の仕方」を教えてくれないのかな、ということです。学生時代は授業の科目をそのまま受動的に受け入れていたわけですが、社会人になって、しかもECMJのような仕事を始めてから特に気になり出しました。
と思ったら「自習の仕方」なる方法を教えている学習塾もあるようで納得。そうなんですよね。学校や学習塾で授業を受けている時間よりも、その前後で自習している時間の方が「濃度の高い」時間でしょうから、その時間の使い方が結果の差を生むはずですよね。けっして「授業の受け方の差」で成績が決まっているようには思えないわけです。
*「勉強の仕方」もさることながら、どこを強化するか
以前、「高校のとき生徒に授業をバカにされた先生がいた。しかしその授業の本質は・・【no.0547】」というコラムを書いたことがあります。覚えている方もいるかもしれませんが、この先生の授業は「毎回テスト」だったんですね。市販のテキストを使っていたので生徒と保護者からの批判にあってしまったわけなのですが、「毎回テスト」という勉強の仕方はひとつの方法として合っているような気がします。
ECMJ的な考え方からすると、自習の時間自体を管理する方法(時間管理術)や勉強をデータ化する方法(データ分析法)や勉強の進捗を見える化する方法(データ管理法)などが「勉強の仕方」として活かせるのではないかと思っているのですが、ベースとなる「勉強の仕方」の考え方の他に、「どの科目を強化すれば合格に近づくことができるか」という戦略的な考え方も活かせるのではないかと思います。(まあ、勉強の目的を「試験の合格」とした場合ですが)
ただ、困ってしまうのは国語算数理科社会英語の各々の点数に上限の設定があることで、たとえば全科目100点満点だとすると、100点を取ってしまったらそれ以上の評価はないわけです。
*マーケティングには強化の上限はない
企業がマーケティングを展開していくときにも「どの部分を強化すれば売上を伸ばすことができるか」という戦略を立てると思います。デジタルマーケティングの世界だと「計画を立てる」というより「仮説を立てる・市場を読む」みたいな方の重要度が高いですが、学校や学習塾でいう「点数」が企業や事業でいう「売上」的な位置付けになるわけです。この点では学生も社会人も向かっていく方向が大きくは変わりません。
ただ決定的に異なる点があるとすれば、それは「国語算数理科社会英語の各々の点数に上限」があるようなことがビジネスの世界ではないわけで、集客力が魅力ならば集客力を圧倒的に高めていけば良いし、商品力に自信があるのならば商品力を圧倒的に高めていけばいいし、顧客満足度が勝負のポイントだと思うならば顧客満足度を圧倒的に高めていけばいいわけです。
そしてこれもビジネスの面白いところで、全科目が平均点以上だとしても「お客様からはそれほど魅力がない」ビジネスになってしまうという。いかに飛びぬけた項目をつくるかが、サービスの付加価値になり、お客様が選ぶ理由になり、そしてお客様に認知してもらうきっかけにもなるという。
*ECMJのコンサルティングも同じです
長々と「勉強の仕方」と「戦略の立て方」について書いてきましたが、ECMJのコンサルティングの考え方は全く同じです。ただ「勉強」という部分をインターネットマーケティングやデジタルマーケティング、単にマーケティングに変えただけ。
ECMJは企業のマーケティングサイクルをつくる会社です。「マーケティング人財育成」という名前のとり、「企業にマーケティングのできる人財(チーム)を育てる」というコンサルティングをおこなっていますので、ぜひお問い合わせください。
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