ECのシンプルな原理原則~売上の仕組み~【no.1573】
ECのシンプルな原理原則~売上の仕組み~。
物事はすごくシンプルにできています。それはECの戦略も例外ではありません。なんで物事がシンプルにできているか。それはお客様は直感的に行動をしているからなんですね。あれこれ複雑に考えるはサービスを提供している側です。お客様の行動原理はすごくシンプルなのです。
だから、「わかりやすい」「使いやすい」みたいなところに気を遣うのが良いです。あまりにも費用対効果とか戦略とかを気にするのもアレです。単純に「こんなの便利よね」をまずサービス提供側の都合を無視して考えましょう。
まあECMJコラムではそういった「シンプルな原理」について考えていきます。まずはEC(ECでなくても)売上の仕組みについて解説していきたいと思います。
*「売れる商品をつくる」こと「売れる商品を探す」こと
ECは物販ですから、何かしらのモノをお客様に売ることになります。まあこれは実在するモノでなくても、デジタルデータとかでもいいんですよね。3Dプリンターもありますし、これからデジタルデータの販売もより盛んになってきます。LINEスタンプとかソーシャルゲームのガチャとか、あれは完全にデジタルデータですよね。
売上をあげるためのファーストステップ。大切なのは「売れる商品をつくる」ことと「売れる商品を探す」ことです。売上をあげるというのは「売れる商品をつくる」「売れる商品を探す」。そして「それを(対象となる)たくさんの人に知ってもらう」。これしかありません。いいモノやいい情報を知ってもらえば数字は伸びていくわけです。
*「売れる商品をつくる、探す」ためにおこなうこと
「売れる商品をつくる、探す」ためにおこないたいことはふたつです。
ひとつは商品の数を増やすこと。たくさんボールを投げることで「売れる商品」ってどんな商品なのかを知ることですね。狙いを定めて一発必中で「売れる商品」を当てられればそれに越したことはありません。しかしそれは大天才か強運を持つ者ができる芸当です。大多数の人間には「とにかく動く」ことしかチャンスの芽はありません。
もうひとつは商品を変えていくことです。同じ商品でも対象を変えたり、見せ方を変えたりする。それによって「より売れる商品」にレベルアップすることができます。たとえば男性でもスーツが似合う人もいればツナギが似合う人もいる。野球が得意な人もいれば書道が得意な人もいます。適材適所みたいなもので、商品にもよく収まる位置というのがあります。
*順番は「数を増やす」→「変えていく」でおこなう
大切なのは、まず商品の数を増やして「売れる商品」の原石を見定める。そしてその商品を「より売れる商品」に変えていくことです。これが逆転してしまってはいけない。元々期待できない商品を頑張って変えまくってしまっても仕方がありません。守らなくてはいけないのが「数を増やす」→「変えていく」の順番です。
ECをスタートする時点での販売する商品が固定化されていると縛られちゃうんですね。「そもそもこの商品(サービス)は市場的にどうなのか?」には注意が必要です。どうしても自分では「売れる商品(サービス)のはずだ!」って思っちゃいますから。
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