ネットショップの失敗事例。負けには必ず理由がある!【no.1359】
ネットショップの失敗事例について書いていきます。
ECMJコラムによく登場する言葉なのですが、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉があります。勝負に勝つのには運やタイミングや縁が絡むことがありますが、負けには必ず理由があるということです。この負けの理由を踏むと、ネットショップでも失敗事例の仲間入りをしてしまいます。
私自身が認識している失敗事例について紹介をしていきましょう。
*ネットショップのオープンにお金と時間をかけすぎる
ネットショップは実店舗と運営の概念が異なります。実店舗はその立地や店構え、オープン直後の販促などが成功を大きく左右しますが、オープン当初のネットショップはまったく成功を左右しません。ネットショップのオープンにお金と時間をかけるのはあまり意味がありません。
むしろ大切なのはネットショップのオープン後、自分たちが机上で考えた仮説が正しかったかズレているのかをデータから判断することです。そしてデータを活用して仮説の修正や再考をおこない、「市場で勝てる」ネットショップに調整をしていくのです。
ネットショップは初期投資をおさえ、お金と時間の運用投資を強化した方が良いでしょう。実際にネットショップを運営している事業者のみなさんは良くご存知かと思いますが、ネットショップをオープンさせてから成長のブレイクポイントを迎えるまで簡単ではありません。長い目でネットショップを育てていきましょう。
*ネットショップの運営に関わる人数が多すぎる
ネットショップは商圏ビジネスではありません。全国大会です。どこにあるかもわからない、もしかしたら明日立ち上がるかもしれないネットショップが競合になります。さらにネットショップの数は半永久的に増え続けます。
資本力がある一部の大企業でない限り、ニッチな市場をおさえることしか大多数のネットショップには勝ち目がないのです。それがEコマースという市場です。
ネットショップの運営に関わる人数が多すぎるとどうしても意見が中央によります。全体がそこそこ納得することができる最大公約数にネットショップが収まります。つまり、マスです。ニッチとは逆行します。ネットショップは店長ひとりの個性を全面に押し出すくらいの方がいいのです。
*わからない人同士で頑張って情報交換する
「わからない×わからない」はよりわからない状態になるだけです。
特に地方の事業者さんなどは、周りにネットショップのマーケティングに詳しい人が少ないと思います。Eコマースを始めたい、もしくは強化したい、でも誰に相談すればいいのかわからない。そんな事業者さんも多いのではないでしょうか。
そこでネットショップを始めている事業者さんで集まってネットショップの勉強会をおこなう。でもわからない同士、なんとなく自分の直感で話はするのだけれども自然消滅的に勉強会が開催されなくなってしまう。そんな経験もあるのではないでしょうか。
「わからない×わからない」はよりわからないの深みにはまるだけです。ゴルフの練習と一緒です。レッスンプロに学ばないと実績の上がらないまま、時間だけが過ぎていってしまいます。
―――以上、ネットショップの失敗事例について3点ほど紹介をしました。自社のネットショップが負のサイクルに入っていないか。負のサイクルから抜け出すためにはどうすればいいか。ご相談を受けたまわっていますので、ECMJまでお気軽にご連絡をいただければと思います。
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