ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

ネットショップの集客は「3つ+1つ」原則を理解しよう【no.1342】

ネットショップの集客について考えていきます。

ネットショップを運営する上で、悩みどころになるのが集客です。ネットショップを立ち上げてもいかにしてお客様にその存在を認知してもらうか、試行錯誤されているのではないかと思います。また、SEO対策・アフィリエイト・動画広告など、集客のツール・手段として新しい言葉・トレンドワードがいくつもあり、その選択と判断に悩む事業者も多いでしょう。

ネットショップの集客は「3つ+1つ」。

集約するとネットショップへの集客方法は「3つ+1つ」しかありません。インターネット広告(広告)、検索、メディアの3つと、リアルからのネットショップへの導線の1つです。これで「3つ+1つ」ということになります。

インターネット広告(広告)を使って集客する。

広告を使って集客をするの意味するところは「お金を使って新しいお客様に認知をしてもらう」ということです。ネットショップの場合、通常は紙媒体の広告や看板などではなくリスティング広告やバナー広告などのインターネット広告を活用するパターンがほとんどです。

リスティング広告、アフィリエイト広告、リワード広告、DSP広告、リターゲティング広告、動画広告、フェイスブック広告・・名前だけを聞くと「新しい集客方法が出た!がんばってついていかなくては!」と思ってしまう部分もありますが、集約すると「お金を使って新しいお客様に認知をしてもらう」というただそれだけのものなのです。どの広告が秀でているもいないもありません。

検索を使って集客をする。

お客様がパソコンやスマートフォンでネット検索をする。そのネット検索に対して自社のWEBサイトにあるページがヒットし、なおかつ検索結果の上位に表示されるとしたら、検索からのネットショップへの流入を増やすことができます。

昨今トレンドになっている、オウンドメディアやコンテンツマーケティングの考え方もシンプルにいえばこのとおりです。インターネット広告よりもより目的意識の強いお客様をインバウンドで獲得することができます。自ら情報を探してアクセスしてくれたお客様ですから、成約に結びつく&良い関係をつくることができる可能性も高いでしょう。

メディアを使って集客をする。

お客様をネットショップに集客する手段で、成功したときのインパクトが最も強いのがメディアを使った集客戦略です。ただ、メディアの活用というのは自分でコントロールできる部分と自分でコントロールできない部分があり、検索のように自分たちだけで仕掛けを完結させることはできません。

またメディアを使う、にはふたつのパターンがあるのが特徴です。ひとつは法人のメディア。インターネットではヤフージャパンやスマートニュースなどのメディアサイトが有名です。もうひとつはソーシャルメディア。ツイッターやフェイスブック、インスタグラムですね。こちらは個人のメディアということになります。

最後の1つは全社できるわけではない。

「3つ+1つ」の最後の1つはすべての事業者が取り組めることではありません。最後の1つはリアルからの集客です。実店舗を営んでいる場合は実店舗からネットショップに導線をはり、集客をおこないます。紙通販の事業を営んでいたならば、そこでのお客様にネットショップを案内することも可能です。

この最後の1つが実現できる会社はネットショップの戦略が非常に有利にはたらきます。既存事業とネットショップを別に考えずに、ひとつのものとして戦略を立てていきましょう。お客様がネットショップを知る場所は「お客様次第」ですし、どこで商品を購入するかも「お客様次第」です。

おわり。

カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 8.Eコマースの集客

ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。情報産業経営者稲門会役員。日本道経会理事。 UdemyにてECマーケティング講座配信中。 こちらから