Search Console(サーチコンソール)を使ってサイトを改善しよう!その1【no.1285】
昨年の年末からGoogleアナリティクスの「オーガニック検索キーワード」で表示されるキーワード数が徐々に減り始め、検索キーワードについては「サーチコンソール」で分析をする流れになりました。
一昨年からYahoo!が検索キーワードの「(not provided)化」を進めると公言してはいましたが、あまりインターネット上で「オーガニック検索キーワード」の変化について話題になることもなく、「もしかして、みんなあんまり検索キーワードを頻繁にみていないのか?」と不安になった次第です。
インターネット広告代理店やWEBの制作会社は以前から「サーチコンソール」を使っていたのだと思われますが、そもそも「サーチコンソール」と「オーガニック検索キーワード」の役割は似て非なるものですし、「サーチコンソール」を使っているのは圧倒的少数派でしょうから、やっぱりまだまだ「検索キーワードを定期的にウォッチして次の改善に活かす」ということはマーケティング活動のひとつとして浸透していないのだと思います。
逆にいえば、チャンスです。「オーガニック検索キーワード」でYahoo!検索の検索キーワードが確認できなくなり、「サーチコンソール」の使い方に慣れていない事業者も多いでしょうから、差が付くポイントであるとも言えます。ECMJコラムの読者さんは、ぜひ「サーチコンソール」を使ってデジタルマーケティングの先行者になりましょう!
―――ということで、サーチコンソールの解説と活用に入っていきたいところなのですが、以前からのGoogleアナリティクスのコードを使っている場合、サーチコンソールのデータにアクセスできないことがあります。
Googleアナリティクスにログインして「集客>Search Console>検索クエリ」と進んでください。ここで検索キーワードではなく「このレポートを使用するにはSearch Consoleの統合を有効にする必要があります」と出てくる場合は、サーチコンソールを使うための設定が必要になります。
ここは「サーチコンソール 設定」や「サーチコンソール 統合 有効」などとネット検索すれば、たくさんの方が方法を書いているので割愛します。先に進みます。
サーチコンソールが有効になると、検索キーワードの確認をすることができます。Google検索での(not provided)がサーチコンソールに出てくるキーワードの対象です。サーチコンソールの検索クエリ上で表示される5つの項目をみていきましょう。
*検索クエリ
WEBサイトにアクセスしたユーザーがGoogle検索で検索したキーワードです。こちらはオーガニック検索キーワード上の「キーワード」と同様と考えてもらって大丈夫です。
*クリック数
検索キーワードで検索された際に、自社のWEBサイト内のいずれかのページのリンクが表示されます。そのリンクがクリックされた回数です。Google検索からのアクセス数、ということになります。
*表示回数
自社のWEBサイト内のいずれかのページが検索結果に表示された回数です。この表示回数というのはオーガニック検索キーワードでは知ることができなかったデータです。非常に意味があります。
*クリック率
クリック数を表示回数で割ったパーセンテージです。ここは単純に割り算ですね。
*平均掲載順位
こちらもオーガニック検索キーワードでは知ることができなかったデータ。非常に価値があります。検索クエリのキーワードで検索されたときに、自社のWEBサイトURLが平均して何番目に表示されたかを表します。当然、小さい数字の方が良いですね。
以上、まずはサーチコンソールの導入と項目の説明まで。次回からサーチコンソールの考え方と活用方法に入っていきます。
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