「決めたことを期限までに必ず実行する」これがたったひとつの原則【no.1261】
「決めたことを期限までに必ず実行する」これがミーティングの唯一無二の原則なのではないかと思います。逆にいえば、これだけを守り続けて運用改善を続けたならば、ネットの成果は必ず上がっていくはずです。
多くの場合、ECMJのコンサルティングは隔週でおこなわれています。現在、顧問契約をいただいている会社さんのほとんどが隔週のミーティングをおこなう条件になっています。ミーティングでは必ず宿題がでます。普段のネットの通常業務に加えて、市場で抜け出すための課題が実行する宿題になるのです。
やはり大切なのは「決めたことを期限までに必ず実行する」です。ミーティングを隔週でおこなっていますから、期限は次回のミーティングまでで明らかです。ネットのマーケティング会議がおこなわれてから、ネットのマーケティング会議がおこなわれるまでに宿題を完了させておけばいいのです。ですから極端にいえば、ミーティングの前日の夜に残業をして宿題をすべてやってしまってもいいわけです。
それでも「決めたこと」がミーティングまでに実行されない、ということがあります。「会社の他の業務が忙しかったから」「突発的なトラブルがあったから」「いつもより休日が多かったから」理由は様々です。聞いてみると、「あーまぁ、それは仕方ないですね」という理由もあります。それでも「決めたことを期限までに必ず実行する」という原則は守らなくてはいけません。
ネット運用のスタッフAさんにお願いした宿題が実行されていなかったとします。理由を聞くと、「あーまぁ、それは仕方ないですね」という内容のこともあります。宿題を出す&チェックする側のコンサルタントと宿題を実行するAさんとの関係でいえば、「じゃあ、次回のミーティングまでに完了させてくださいね」で良いかもしれません。しかし、もうひとりのネット運用スタッフのBさんにとっては、そうはいかないわけです。
Bさんはコンサルタントからの宿題を完了させていたとします。仮にBさんがAさんの事情を理解していたとしても、Bさんは忙しい中実行をしたわけですから心の底では面白くありません。「決めたことを期限までに必ず実行する」という原則が守られないと、何が怖いか。それはミーティングという場に「(理由があれば)決めたことを期限までに実行しなくても良い」という空気が漂ってしまうことです。
「できない理由、やらない理由」は挙げればきりがありません。そして、「できない理由、やらない理由」のハードルは認めるごとに下がり続けていきます。ひとりが原則を崩したとして、その影響が出るのはそのひとりだけではありません。いったん原則が崩れると、そのひとりだけではなく周りのメンバーにも伝染していきます。そして、最後には原則が形骸化します。
やはりあくまで原則は「決めたことを期限までに必ず実行する」こと。何かしらの事情が待ち受けていて「決めたことを期限までに必ず実行する」ことができなくなる可能性がある場合、大切なのは「できなかったことを残す」ことではなく、「決めること」を整理することです。自分のスケジュールと宿題の重さを考えて、「期限までに必ず実行する」ことを「決める」のがポイントになります。
この場合、「市場で抜け出すため」つまり成果を伸ばすためという前提条件さえ共有されているならば、「実行することを決める」ことのハードルが下がり続けることはないはずです。やはり大切なのは、「原則」を守ることです。
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