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課題をスケジュールどおりに進捗させていく、ために【no.1835】

 課題をスケジュールどおりに進捗させていくことと日々の通常業務を改善し続けること。

 マーケティング活動を展開していくためにはこの両輪を回し続けることが大切です。今回は「課題をスケジュールどおりに進捗させていくこと」について紹介しす。

*マーケティング活動はスケジュールを立てるところから始まる

 マーケティング活動はスケジューリングから始まる、と言っても過言ではありません。そもそものマーケティング活動が無い、もしくは活動が回っていない場合、まずマーケティングのサイクル(=運用サイクル)をつくることが必要になります。しかし運用サイクルづくりはあくまでスタートラインに立つためのステップです。成果を求めるにはスケジューリングが欠かせません。

 正しい形として「ありたい姿をイメージする」「具体的な数字に落とし込む」「具体的なスケジュールに落とし込む」という3つの段階を経た上でマーケティング活動のスケジュールを立てます。ところが「ありたい姿をイメージする」「具体的な数字に落とし込む」は非現実なものを出すこと可能です。

 しかし、「Googleを超えるインターネット企業をつくる」「1年後に売上を1,000倍にする」。これら非現実的なイメージや数字は具体的なスケジュールをつくらせてくれません。まず、「具体的な数字」から「具体的なスケジュール」に落とせるかが重要なのです。したがって、「具体的なスケジュール」に落とし込めない数字。それは、逆説的に非現実な数字ということになります。

*1年間のスケジュールを立ててみる

 まずは1年間のスケジュールを立ててみましょう。12ヵ月のコマに1年後の数字を達成するための具体的な対策を入れていくのです。気合と意気込み的には初月にすべての対策を入れ、2か月目以降は「初月の対策を受けての改善」としたいところです。しかし、これも現実性の低いスケジュールになってしまうでしょう。

 インターネットを活用したマーケティングを展開する場合です。スケジューリングの項目としてしばしば挙がる項目を紹介していきます。

 まず「サービス開発・商品開発」です。新しいサービスや売れ筋商品の横展開などです。お客様に提案するサービスと商品の開発を年間スケジュールに落とします。「●月にリリースするためには×月に企画をつくる」などの事前の準備も見えてきます。

 そして「販促企画・広告宣伝」。サービスや商品をお客様に知ってもらうためにどのような集客施策を取っていくのか。販促予算と合わせてスケジューリングをしていきます。ここは前年1年間のデータがあるとスケジュールをつくる参考になるでしょう。

 他に「顧客分析」「販売分析」「広告分析」など、成果検証のスケジューリングもあります。毎週やるものでも1か月に1度やるものでもない、ただ定期的にやりたい。そういったときは事前にスケジューリングしておくのです。

*スケジュールを元にして進捗を調整していく

 大切なのはスケジュールを元にして進捗を調整することです。年初めにスケジュールを立てる会社は多くあります。しかしそのスケジュールと現実の進捗の差分をチェックし、調整を繰り替えしている会社は少ないのではないでしょうか。どこかスケジュールは「作ることが目的」化されているところがあります。

 仮にスケジュールが遅れ、数字も伸びていないとします。そうであればスケジュールを進捗させるために何らかの手を打たなければいけません。スケジュールが遅れ、数字が伸びているならばスケジュールの内容を更新するべきです。マーケティングの定例会議は常にスケジュールを脇に置いて進められてください。

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