著者:石田 麻琴

第50回JDMC定例セミナー(オンライン)登壇の話。前編【no.1829】

 先々週のことなんですが、JDMC(日本データマネジメント・コンソーシアム)の定例セミナーに登壇しました。急遽の登場になったのであまりインフォメーションすることができなかったのですが、オンライン形式のセミナーでたくさんの方に視聴いただくことができました。

 今回から2回に分けて、定例セミナーでお話しした内容を紹介したいと思います。

*定例セミナー登場までの経緯

 JDMCはECMJが所属している一般社団法人で、データの管理や利活用の仕組みづくりのために必要なガイドラインの提供や提言やデータマネジメントの実践に向けた様々な取り組みをおこなっています。JDMC定例セミナーは基本としてJDMC会員向けに開催しているセミナーで、今回がなんと第50回、そして初めてのオンライン開催になりました。

 JDMCは4月から新年度なので、新年度の一発目の定例セミナー、そして第50回の記念開催ということでかなりスペシャルな先生にご依頼をしていたようなのですが、今回の新型コロナウィルスの影響で登壇することができなくなってしまいました。そこで、ECMJのような「なんかすぐに対応してくれそう」な会社に定例セミナーの講師役が回ってきたというわけです。

 定例セミナーのテーマとしてコロナ後のマーケティング活動、タイトルを「アフターコロナでマーケティングが変わる。BtoBの営業スタイル、データ分析、WEB戦略」としました。

*オンラインセミナーの開催について

 オンラインセミナーをどうやって開催したか。ここが気になる方も多いのではないでしょうか。今回の定例セミナーは東京の乃木坂(乃木坂46の乃木坂)にある撮影スタジオをお借りして開催しました。ECMJ石田(私)ともう一名の方が登壇したのですが、もう一名の方は自宅?事務所?(とにかく乃木坂のスタジオにはいらしていない)での参加だったので、乃木坂のスタジオを使ったのは私だけ。もしかして私が自宅もしくは事務所からの登壇にしていれば、このスタジオを借りる必要がなかったのでは・・と若干不安になりました。

 オンラインセミナーの開催にあたって、おそらく3月のJDMCカンファレンスでもお手伝いいただいただろうエンジニアの皆さんが合計4名ほどおられました。JDMCの定例セミナーは司会進行役の方もおられ、リアルのセミナーと変わらない形式で進んでいくのでしっかりとした体制で開催されます。ミニマムでどれくらいの人数での開催が可能なのかは不明。要領が共有できれば、ディレクター+アシスタントの2名くらいで開催できるのかなと思いました。

*オンラインセミナー申込から開催までの流れ

 興味深かったのがオンラインセミナーの申込から当日の開催までの流れ、というかセミナー開始後までの視聴者の皆さんの動きです。今回の定例セミナーは途中で登壇する講師が変更になった(私の前の方がキャンセルになり私になった)ので非常に申込期間がタイトだったわけですが、200名を超える方が視聴のお申込みをしてくれました。開催の数日前に締め切りになったほどの盛況です。通常の定例セミナーだとキャパシティー50名の会場での開催が多いですから、定例セミナーではまかなえない人数だったことになります。

 とはいえ、どれくらいの方が視聴してくれるかが不安なところ。オンラインセミナーですから「視聴できたら視聴する」の参加ハードルも低いと想定されます。実際、定例セミナーの開催が15時だったのですが開始3分前の時点で40名ほどしか視聴数がなく、どうなるものかとかなり焦りました。ただ、面白いもので開始後5分~10分で急激に数字が伸びていくんですよね。

 最終的に私のパート部分ですが、150名弱。70~75%の視聴率になりました。セミナーの途中で抜けてしまう方も多いかなと心配していたのですが、特にそれはなかったですね。これも意外でした。