インターネット活用、データ活用がアフターコロナのキーワード。(2020.4の記事のリライトです)
アフターコロナに重要となるデジタルマーケティングの動きはふたつに分けられます。ひとつはインターネットの活用。そしてもうひとつはデータの活用。
インターネットの活用は主に新規のお客様にリーチするため、リードを獲得するため。また既存のお客様への情報共有を活発にするためにさらなる活用が必要になります。データの活用は、マーケティングの最適化を図るために必要です。この既存データの分析が結果として新規のお客様へのマーケティングにつながります。そしてその表面であるインターネットの活用につながっていきます。
なので、インターネットの活用、そしてデータの活用は本質的には同じです。このふたつをもって「ひとつのマーケティング」になります。今回の新型コロナの問題で5年もしくは10年という時間が早回しになりました。
*インターネットの活用は社内の業務も変えていく
アフターコロナで重要性が増すのはインターネットの活用です。わかりやすくいえば、ホームページの活用、WEBサイトの活用、なんでも一緒です。あくまで目的は、いかに「売上アップ」「販路拡大」「問い合わせ増」につなげるか。
新型コロナの問題が一時的な収束をみたとしても、「不要不急のアポイントは避けられる」「不特定多数の人間が集まる場所が避けられる」状態は続きそうです。この問題が我々の目に見えない「ウィルス」だけに「完全な収束」はありえません。新型コロナの問題がおこる前のビフォーコロナに人間の意識が戻ることはなさそうです。
となると、営業活動の補完として「インターネット」の役割は欠かせなくなります。「こちらからお客様に製品・サービスを紹介しにいく」ことは少なくなります。「お客様から要望いただいた製品・サービスを紹介する」営業活動が増えるでしょう。ポイントになるのは、「いかにお客様から要望をいただくか」。そして「いかに自社の製品・サービスを知ってもらうか」になるでしょう。
営業の通常業務の何割かがインターネットの改善活動という日も近くなります。
*データを活用してより確度の高いアプローチを
とはいえ、インターネットで「お客様に自社の製品・サービスを知ってもらい、お客様から要望をいただく」を実現するためには少々の時間がかかります。今日対策をおこなって、明日結果が出るものではありません。年単位で改善を積み重ねて、その結果実現するものです。インターネットの活用はどちらかといえば「待ち」の受動的なマーケティングです。能動的なマーケティングはないのでしょうか。
能動的なアクションをするためのポイントになるのはデータ活用です。蓄積してきた顧客データ、受注データを活用するのです。データは蓄積してきたけど活用したことはない。そんな会社さんも多いのではないでしょうか。長く蓄積してきた会社さんほど有利です。チャンスがあります。
顧客データ、受注データを活用し算出したいこと。それは「どんなお客様が受注をしやすいか」「どんなお客様がどんな悩みを抱えているか」「リピート発注につながるサービスはどれか」「顧客タイプごと、サービスごとのCPA・LTVはどうなっているか」。これらの分析で、営業活動にマーケティングが加わり、より最適化されていきます。
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