「売上を増やす」ことは、シンプルにいえばふたつしかありません。ひとつは「新しいお客様を増やすこと」もうひとつは「いまのお客様にもっと利用してもらうこと」このふたつです。
＊新しいお客様を増やすこと
新しいお客様が増えれば売上は伸びていきます。そのためには新しいお客様に自社のサービスの存在を知ってもらわなければいけないわけですが、インターネットを活用して新しいお客様に知ってもらうためには3つの方法しかありません。
＊お金を使うインターネット広告
新しいお客様に知ってもらうための方法。ひとつはインターネット広告の活用です。お金を使うことで新しいお客様に自社の存在やサービスの存在を知ってもらうことができます。
代表的なものだとリスティング広告、アフィリエイト広告、バナー広告。リターゲティング広告や動画広告なんて言葉を聞いたこともあるのではないでしょうか。これらはすべてお金を使うことで新しいお客様に知ってもらう方法です。
＊お客様の行動にヒットさせる検索
ふたつ目が検索の活用です。インターネットの検索エンジンでお客様が何らかの検索をしたときに、検索結果に自社のWEBサイトのページを表示させる対策です。
といっても、実際はWEBサイトが検索キーワードを含んでいれば必ずどこかに自社のWEBサイトが表示されています。現実にはお客様は多くても2-3ページ目までしか検索結果を閲覧しないわけですから、いかに上位に表示させるかがポイントになります。
＊一発の威力がデカいメディア
3つ目がメディアの活用です。メディアの活用にはふた種類があり、ひとつがYahoo!JAPANやLINEニュースなどの法人メディア、もうひとつがInstagramやTwitterなどの個人メディア、ブログやSNSですね。
プレスリリースなどで法人メディアの掲載を狙っていくものの、ある種他力本願。現実的にはSNSやコラム（オウンドメディア）を頑張って一発の拡散を狙うのが手ではないでしょうか。
＊いまのお客様にもっと利用してもらうこと
「新しいお客様を増やすこと」と「いまのお客様にもっと利用してもらうこと」。いまのお客様にもっと利用してもらうための方法はふたつに大別されます。若干、3つっぽいのですが大きくふたつです。
＊新しいサービス、商品を販売する
もっとお客様に利用してもらうためのシンプルな方法は、新しいサービスや新しい商品を製作・仕入れして販売することです。お客様は常に新しいサービスや商品を求めています。IT系サービスであれば「新機能」かもしれません。
ただし、サービスや商品がひとつだけという会社さんもあるでしょう。この場合は新しいものを常に出し続けるという戦略を使うことができます。一般的なサービスを考えれば、新しいサービスと商品を出し続ける方がマイノリティかもしれません。
＊販促企画、販促イベントで購入を促進する
すべてのサービス提供者において、もっとお客様に利用してもらうための方法になるのが販促企画や販促イベントで購入をお客様の促進することです。この販促企画、販促イベントにもふたつの捉え方があります。
ひとつはサービスや商品自体に販促企画、販促イベントをつける考え方。もうひとつは会社や店舗としてお客様に販促企画や販促イベントを提供する考え方。前者はサービス・商品点数が少ない事業に向いていて、後者は顧客を絞っている事業に向いています。
＊最後にありえるその他
ありえるとしたらもうひとつ。サービス自体や商品自体、販促企画や販促イベントではなく、付加要素を加えることで促進するパターン。
Eコマースだと決済方法を増やすとか、配送方法を増やすとか、そういった付加価値。ただ、本質的にはサービス自体や商品自体、販促企画や販促イベントの方が訴求ははるかに強いはずなので、「他社と揃える」もしくは「頭ひとつだけ出る」程度で良いのではないでしょうか。