ECMJコラムでたまに書いていることなので「またか!」的なところもあると思いますが、成果が出ない理由ってだいたいが「勘違い」なんですよね。実力がないとかではなく。なんなら実力と成果はあまり関係がないのではないかと思います。
*基礎代謝を上げたければスクワットをせよ、の話
先日、友人であり仕事仲間であり勉強仲間である方と昼ご飯を食べているとき、ダイエットの話になりました。朝飯食べてます?昼飯どうしてます?夕飯何時ごろ食ってます?忘年会多いですよね?やっぱ太りますよねー、みたいな。あんまり食ってないんだけど痩せないなー的な話から、やっぱそもそもの基礎代謝が落ちてるんだよね、という結論に。
その友人は、僕は毎日スクワットをするようにしていますよ、みたいな感じで、これは筋トレ魔人の皆さん的には常識中の常識なんでしょうが、人間の全筋肉の中でお尻&太ももが占めている割合がすごく高いかららしいんですね。だから、他の部分の筋トレを頑張るよりもスクワットを頑張った方が効率がいいと。あくまで基礎代謝をあげて、ダイエットにつなげたいという目的ならば、ですが。
でもこういう情報って、知らないと「勘違い」して他の部分を頑張っちゃうんですよね。結果、あまり成果につながらない、みたいな。
*ゴルフでスイングの動画をうしろから撮ってみる話
私自身、仕事を抜かすと普段一番頭を使っているのがゴルフのことでして、どうやったらよりスイングが安定するのか、休日はそればっかり考えています。前にも書いたかもしれませんが、近所のゴルフレッスンにも通っていまして、そこではスイングを指導してもらい、練習して、スイングを動画で撮ってもらい、またスイングを指導してもらう、みたいなのを繰り返しているんですね。
レッスンコーチに「スイングのここを気遣ってみて」みたいな指導をしてもらうじゃないですか。それを自分なりに気にしながら打ちっぱなしに行って練習しまくるわけなんですが、次のレッスンで動画を撮影してもらうと、なんと全然矯正されていない!この「自分なりに」というところが悪の元凶でして、ここが「勘違い」しちゃってると、個人で練習をするたびにどんどんドツボにはまっていくわけです。
そうならないために、ゴルフのレッスン以外ではあまり打ちっぱなしに行かないことにしました。「勘違い」しちゃうので・・
*デジタルマーケティングのありがちな勘違い
一応、仕事っぽい話も書かなきゃいけないということでここから仕事っぽい話になるのですが、デジタルマーケティングのありがちな勘違いって、「システムを導入したから何かが起こる」「ツールを導入したらコストが下がる」とか、「システム、ツール=マーケティング」になっちゃってる状態だと思うんですよね。多くの方が気づいているように、これは「勘違い」。まあ、この「勘違い」に気づいていたとしても、どうすればいいのかがわからない、ことが本音かもしれません。
デジタルマーケティングは、「マーケティングの一部をデジタル化」もしくは「マーケティングに新しいテクノロジーを付加」したものであって、あくまで既存のマーケティング活動が軸になります。なので、システムやツールを導入すればデジタルマーケティングが動き出すと思うのは「勘違い」。デジタルのツールを導入して解決することもあれば、既存のチラシやポスティングの方が有効なケースもありえます。
ここをマーケティングを回す社内の組織や人財が「いかに日々選択と判断をするか」がポイントなんですよね。AIとかMA(マーケティングオートメーション)っていかにも人いらずなイメージがありますが、根本的に選択と判断をするのは、あくまで「人」なんです。