著者:石田 麻琴

「自分が時間を支配する」状態をつくる早朝出社【no.1748】

 ECMJは毎週火曜日の午前中に営業会議を設定しています。営業会議のスタートが9時半なのですが、この時間に間に合うように電車に乗ると、むちゃくちゃ満員電車なんですよね。そう、私はむちゃくちゃ混むことで有名な埼京線という電車の沿線に住んでいます。

*快適に出社するための方法は、朝出社

 9時半の営業会議に間に合うためには8時半の電車に乗らなければいけません。自宅の駅からオフィスのある渋谷駅までは電車に乗っている時間は30分ほどなのですが、駅まで歩いている時間や駅から歩いている時間、また営業会議の準備の時間を考えると、やっぱり8時半前には家を出なければいけないわけです。

 ただ、この8時半という時間は埼京線が史上最強に混んでいる時間です。埼京線は7時半から8時半にかけてが完全な満員電車状態であるとJRも発表しており、できることなら営業会議前に体力がゼロになってしまうことは避けたい。7時半の前の電車でも満員電車に片足を突っ込んだ状態であるので、もう7時前に出るしかないんですね。

 ということで、快適に出社できるのは8時半よりはるかに前の6時半過ぎということになります。

*早く出社することの大いなるメリット

 何度かECMJコラムでも書いているとおり、私は朝型人間でして、それは朝型人間にしたというよりもあまり寝る時間が長くないので(23時に寝て5時過ぎに起きる)自然にこうなってしまっているところもあるのですが、6時半過ぎに家を出て7時半前に出社するようになるとその魅力に気づくことになりました。

 まず当たり前ですが、時間がたっぷりあります。基本的に7時半には他の誰もが出社していないので、周りを気にせず仕事を進めることができます。質問に仕事がさえぎられてしまうこともないですし、余計なおしゃべりをしてしまうこともありません。「いまに集中」して業務を進めることができます。

 また、仮にサボっていても周りを気にする必要がありません。本来、周りに人がいたとしてもあまり気にするようなことではないかもしれませんが、ちょっとしたネットサーフィンも人がいると気にしてしまいます。本を読むのも、雑誌を読むのも、ネットで情報を見るもの、周りを気にせずにおこなうことができます。

 いわば自由なんですね。時間の使い方が。自宅にいるときのような「仕事以外」の自由もなく、ほどよい縛りもあります。

*「自分が時間を支配する」状態をつくる

これは「ECMJ式時間管理術」でもお話しているような、「時間に自分が支配される」のではなく「自分が時間を支配している」状態です。業務やタスクに追われていると「時間に自分が支配されている」状態になり、緊急度の高い仕事ばかりを優先しなければならず、重要度の高い仕事の優先順位がどんどん下がっていってしまいます。

 これを「朝」の時間を使うことで「緊急度の高い」仕事を早い段階でクリアし、通常業務の時間帯をコミュニケーションや会議、意見交換、ディスカッションなどの「重要度の高い」仕事に充てることができるようになります。いわば「自分が時間を支配している」状態です。今ではこの状態をつくるために「わざと」9時半の時間帯に仕事を入れたりしています。

 もし仮に、自宅からオフィスが歩いて出社できる距離だったとしたら、9時20分に家を出ていたかもしれません。自宅の場所と7時半~8時半が満員電車の時間帯であることが、私としてはもしかしたら「不幸中の幸い」だったかもしれない・・とポジティブに思います。(たまに家が少し遠いことを恨みますが汗)

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