1ヵ月ほど前のことなのですが、NEC社の「Tableauファーストタッチ~売上データ編~」のダウンロード資料をECMJが監修しました。こちらのTableau活用マニュアルはNECのWEBサイトから無料でダウンロードができますので、ぜひご覧になってみてください。
*BIツールを活用するユーザー企業が困ること
ECMJとNEC社はBIツールの活用教育プログラムで協業をしています。NEC社が取り扱っているBIツールのうち、今回のTableauとマイクロソフトが提供しているPower BIにおいて有料のデータ活用の教育プログラムを作成しています。今回の無料ダウンロード資料は導入編といった位置づけです。
BIツールはご存知のとおりデータを様々な角度から分析・可視化するためのツールです。数年前から火がつき皆さんの会社でも導入しているところもあるかもしれません。が、BIを導入した多くの企業が困ってしまうのが、「BIツールを導入したのはいいけれど・・」というところなんですね。
よくあるケースとして、「いつも同じレポート画面を眺めるだけになっている」「最初は興味をもって触っていたけれど、いつの間にか使わなくなった」「データは見ているけれども、次に何をすればいいのかがわからない」「他社の成功事例は知ったけれど、自社ではどこから始めればいいかがわからない」などがあります。
*実務への活用の仕方がわからないと使われなくなる
このようなBIツールに限らず、デジタルマーケティングツール全般にいえることですが、日々の実務での活用の仕方がわからないとどんどん使われないツールになってしまいます。BIツールの場合はデータを様々な角度から分析・可視化できることが特徴ですが、「で、自分たちの仕事をどうやって変えていけばいいの」ということがわからないと、やっぱり使われないツールになってしまうのです。
そして残念ながらこの現象が起こってしまうのは、BIツールをはじめとしたデジタルマーケティングツールの方に問題があるわけではありません。問題はデジタルマーケティングツールを使う側にもあります。自分たちの実務の中でツールが何を担い、何を解決してくれるかを自分たちで理解した上でツールを導入しないと本来はいけないことなんです。難しい話ですけどね。
で、多くの場合、これをデジタルマーケティングツールを販売している側に求めたくなるのですが、あまり芳しい回答をもらえないのが現実です。なぜかといえば、ツールを提供している側もそのツールを使ってマーケティング活動を本格的に展開させたわけではないからなんですね。
*日々の実務の中でツールをいかに活用していくか
なので、ツールを提供する側に「日々の実務でのツールの活用の仕方を教えてくれ」というのは正しいといえば正しい要望なのですが、ツールを提供している側からすると「それは無茶だよ・・」という話になってしまいます。だからこそ、ECMJがNEC社と作ったBIツールの活用教育プログラムがあるのであり、「Tableauファーストタッチ~売上データ編~」の無料ダウンロード資料があるのですね。ぜひご活用ください。
そしてこの活用教育プログラムと無料ダウンロード資料のふたつでカバ―できないのが個別のケースです。「ウチの会社の場合はどうやって活用していけばいいかな?」というのはそれぞれの会社さんで疑問に持たれるところだと思います。ここはECMJの個別コンサルティングが対応しますので、ぜひともお問い合わせください。なんだか宣伝で落ち着いてしまいましたが、今日のECMJコラムはこれで終わりです。
マーケティング担当だけではなく、社内の全員が共通認識としてデータ活用の概念を学ぶことができたら素敵ですね。それが本当の「デジタル時代の企業」なのかもしれません。