WEBサイトを活用して売上を上げる。WEBサイトを活用して問い合わせを増やす。WEBサイトを活用してリードを獲得する。
インターネットの活用のゴールは様々ですが、マーケティングを展開する上で腹の底から理解しておかなければいけないことがあります。インターネットは「他のWEBサイトとの比較が容易」であるということです。
*お客様は必ずサービスの比較検討をしている
市場や他社のWEBサイトを確認せず、自社のWEBサイトばかりの改善を進めてしまっている。こんな会社さんも多いのではないでしょうか。「ウチは競合のサイトをみてるよ!」という会社さんも、それは1ヵ月ごとですか?毎週ですか?それとも気が向いたときでしょうか。できれば定期的に競合のWEBサイトをチェックしたいところです。お客様は必ずサービスの比較検討をしています。
そのためにも、自社のサービスのWEBサイトを立ち上げ、広告戦略や検索対策・SNS集客などのマーケティングに手を加える前に、まずおこないたいのが「競合WEBサイトの定義づけ」ということになります。
仮に競合のサービスのWEBサイトと全く同じつくりで、全く同じ情報が自社のWEBサイトに載っていたとしたら、競合か自社かをお客様が選択する理由は「価格」もしくは「ブランド力」になります。ここで言いたいのは「全く同じサイトをつくろう」ということではなく、「競合他社と比較をすることで、どうすれば自社が選ばれるのかを考えよう」ということです。これがWEBサイトの改善策につながってきます。
*お客様が自社を選ぶ理由、他社を選ぶ理由
考え方はシンプルでお客様が他社を選ぶ理由をつぶし、自社を選んでくれる理由をつくっていけば、必然的に自社にお客様が流れてきてくれることになります。解決できるもの解決できないもの、時間をかけて解決するものなどありますが、いくつかポイントになることを挙げてみます。
サービス内容のわかりやすさ、対象や効果イメージが明確であること。お問い合わせからサービス利用までのスケジュール感。サービスの導入事例、できればお客様ご自身の声も。会社もしくはサービスのブランド力(これはどうしようもないですね)。サービス料金。お問い合わせフォームや注文フォームの使いやすさ(ログインID含め)。送料表記(Eコマースの場合)などなど・・。
この「お客様が自社を選ぶ理由、他社を選ぶ理由」はたくさんありますし、当然他社もサービス改善やWEBサイトの改善を進めているわけですから、常に新しい「お客様に選んでもらう理由」をつくり続けているわけです。
*大切なのは「ウォッチし続ける」ということ
競合他社も常に新しい「お客様に選んでもらう理由」をつくり続けているわけですから、ある一時点だけの競合分析をしただけで自社を選んでもらえるような状態になることはありません。大切なのは定期的に継続的に競合のWEBサイトをウォッチし続けることです。これは非常に大変な仕事なのですが、インターネットが「他のWEBサイトとの比較が容易」という特性がある以上、仕方がないことだと思います。
逆に極端に言ってしまえば、「他社よりも自社を選んでもらえる理由」をしっかり押さえていれば、飛び切り見栄えの良いWEBサイトでなくても問題がないということでもあります。WEBサイトの運営はどうしても自社のWEBサイトに目がいきがちですが、競合他社のWEBサイトをみる習慣もぜひ取り入れてみてください。
まあ、自社のサービスに飛びぬけた付加価値と差別性があればそのすべてが吹き飛んでしまうようなことだったりもするのですが、一時的に飛びぬけた付加価値や差別性があるサービスだったとしても、どこかのタイミングで必ず競合があらわれます。