著者:石田 麻琴

なぜ上手くいかないか、ほとんどのケースが「勘違い」【no.1727】

 実は少し前からゴルフのレッスンに通っております。少し前というか、今年の2月くらいから。もう8回くらいですかね。レッスンにいきました。

 ゴルフのレッスンというといろんなパターンがあるようで、メジャーなのはゴルフの練習場(打ちっぱなし)に所属しているレッスンプロがレッスンしてくれるみたいなのがあります。私も以前何度かそれをやったことがあるんですが、そのときはあまりレッスンへの本気度も薄く(自分でなんとかなると思っていた)「1回きり教えてもらう」を繰り返えしていました。

 妻の実家の目の前にいわゆる「鳥かご型」のレッスンスタジオがありまして、以前から気になってはいたのですが、今回勇気を出してレッスンを受けることにしたんですね。

*ゴルフのレッスンを受けようと思った理由

 最初にゴルフを始めたのは10年前なのですが、1年ほど燃えるようにゴルフの練習場に通いまして(コースは2回くらい)燃え尽きたかのように6年間、練習場にすら通わず、3年ほど前から諸先輩方にゴルフに誘ってもらえるようになりまして、また練習場に通い、コースに出、というゴルフライフをおくっていました。

 基本的には自己流というか、ゴルフの動画をみたり、雑誌や本を買ったりしてウンウンうなりながら練習場でそれを試す、みたいな感じで、コースに出る回数も増えたのでそれなりにゴルフ自体に慣れてきます。そんな中、コースと相性が合って、その日の調子が良ければそれなりのスコアは出るんですね。ちなみに自己ベストは「93」です。上手い人からすれば微妙だと思いますが、まあ3年目だし、良い方ではないかと。

 このように結果が出るときもあるんですが、圧倒的に結果が出ないときの方が多いんですね。自分にイライラします。早起きして、1日の大半を使って、お金もそれなりにかかるのに。そして困ったことに、ゴルフの難しいのは「良かったときに何が良かったのかわからない」。そしてもちろん「悪かった理由もわからない」のですが、「悪いときでも時たまナイスショットが出る」んですね。同じように打ってるはずなのに。

*ゴルフのレッスンで何をやっているのか

 で、昨年の12月25日のクリスマスですよ。無料の体験レッスンに申し込みました。「鳥かご型」のレッスンスタジオなので、球を打ってもどこに飛んだかわかりませんし、どんなことをするんだろうと思ってたんですが。何をするかというと、「動画を撮る」んですね。ゴルフのレッスンで何をやっているのか、気になっている方も多いんじゃないでしょうか。

 スイングをしている「後方」からと「正面(横)」からの動画を撮るんです。そして動画の上にパソコンで線を引っ張って、身体の軸がどれくらいズレているのかを自分の目で確認できるようにしてくれるんですね。そしてレッスンプロの先生が「ここはもう少し外側を向いていた方がいい」とか「頭が前に出過ぎている」とか、ひとまずのデータ的な特徴について指摘をしてくれるわけです。

 とはいえ、データ的な特徴の指摘を受けても「何をどうすれば良いか」その具体的なアプローチは最初は自分ではわからないですから、そこもレッスンプロの先生が「ここを意識した方がいい」とか「こういう練習しましょう」とか提案してくれるんですね。基本的にはこの繰り返し。動画を撮って修正点を見つける、修正点の練習をしてもう一度動画を撮る。この繰り返しです。

*なぜ上手くいかないか、ほとんどのケースが「勘違い」

 最初の体験レッスンでレッスンプロの先生の話を聞きながら「ああ、すごく自分のコンサルタントの仕事に近いな」と思いました。「理論的で継続すれば必ず着実な力になる」そう思ったからこそ、定期的にレッスンを受けさせてもらっているのですが、まあマーケティングもそうですし、ゴルフもそうだと思うんですが「何かをやったらいきなり劇的に良くなる」みたいなのはないですよね。

 レッスンを受けていてすごく感じたのが「勘違い」です。自分ではそうだと思って打っていた方法が実は正しいやり方からズレている「勘違い」だったパターン。このパターンはECMJがマーケティングのコンサルティングをおこなうときも、多々見受けられます、というかほとんどがコレだと思います。能力が高いも低いも実はなくて、上手くいかないのは「勘違い」をして変なところに力を入れてしまっているケースが多い。

 だから、ちょっとしたことなんですよね。思ったように上手くいかないものを上手くいかせるのは。ただ、その「勘違い」はなかなか自分では気づきずらい。って、もう少しゴルフのスコアが良くなってから言います。だいぶ「勘違い」は正されてきたかも。まずは目指せ90切り。