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毎日、毎朝、一日一回、状況を考え整理する習慣をつくる【no.1713】

 自分の中では当たり前のこととしてやっていることでも、人から見ると「えっ?そんなことやってるんだ」ってことありますよね。変わった趣味とか奇怪な行動とかではなくて、仕事上で習慣的におこなっていること。これが続いていくと、いわゆる「ノウハウ」というものです。

 今回のECMJコラムは初公開の「ノウハウ」について紹介したいと思います。

*平日の朝、毎日スケジューリングされている「各社」という仕事

 Googleカレンダーを活用したスケジュールの立て方やメールの管理とレスポンスについて過去のECMJコラムで何度か書きました。私のGoogleカレンダーには毎朝の最初の仕事として平日毎日ある項目が入力されています。それが「各社」という仕事です。

 ありがたいことに寝起き直後からフルスロットルで動くことができる私は、起床の1分後にパソコンの電源を入れます。パソコンが立ち上がっている間にマンションの一階にゴミを捨てにいき、家に戻ってきてきっちんでスティック式のコーヒーを淹れ、立ち上がったパソコンに向かいます。ブラウザではメールボックスとGoogleカレンダーを最初に開くのですが、最初におこなうのが「各社」です。

 この仕事はパソコンを使うものではなく、「各社」用のノートとペンです。Googleカレンダーでその日の予定を改めて確認しながら、ノートに書きこんでいきます。

*「各社」の仕事は顧問先・勉強会・団体の動きを書く

 この「各社」の仕事とは、自分がその動きに関係している顧問先・主催している勉強会・理事を務めている団体などについての状況をノートにメモしていきます。実際は、顧問先・勉強会・団体の状況をメモする前に簡単な日記のようなもの(昨日はこんなことがあった。今日はこんなことがある。一日を大切に!みたいなやつ)を書いているのですが、要旨としては顧問先・勉強会・団体の状況をメモです。

 たとえば、具体的な名前を出してしまいますが、ECMJの「各社」番号1番は福岡県の博多桃太郎さんです。「各社」のノートに「博多桃太郎(略して桃太郎)」と書き、現状の進捗や課題、解決策、提案方法、連絡を入れるか否か、などを横に書き込んでいきます。基本的には1社・1勉強会・1団体で一行です。私の場合はプレイングマネージャですから「各社」の行数は20行くらいになります。

 今後はECMJのパートナーのコンサルタントにも、この「各社」を徹底していきたいと考えています。ちなみになぜ「各社」なのかといえば、元々の「顧問先各社について考える」みたいなネーミングを短くしたというわけです。

*毎日、毎朝、一日一回、状況を考え整理する習慣をつくる

 この「各社」を2014年の8月18日から続けています。毎日、毎朝、一日一回、顧問先・勉強会・団体の状況を考え、整理する時間をつくってきました。課題や問題点や悩みやアプローチなど、特にない日も多いのですが、特に問題がなくても「一日一回考える」ことが大切なのではないかと思います。「各社」の仕事は1日たった20分だけ。1回2回やるならば簡単な仕事なのですが、平日毎日続けている「各社ノート」をECMJメンバーに見せると「おおおーーー!!」という声が返ってきました。

 「各社」をおこなうことで具体的な良いこともあります。顧問先・勉強会・団体のメンバーからもらったメールの返信や依頼された事項のモレがなくなるのです。一日一回、状況の確認をするわけですから返信や依頼を逃してしまうことがありません。

 ちなみに「各社」で書かれた検討事項・対策・アプローチなどについては、その場で対処できることについては対応、時間を取って対応しなければいけないものについてはその場で「Googleカレンダー行き」になります。これで「やりたいこと」「やらなければいけないこと」を漏らすことはありません。

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