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「毎日読む!仕事のすごい考え方」の5か条【no.1611】

 「毎日読む!仕事のすごい考え方」という資料があります。ECMJで昔つくった資料なのですが、これは私が考えたことではなくて先人の方から見聞きしたことをECMJでまとめたものです。今日はこの「毎日読む!仕事のすごい考え方」の5か条について紹介していきます。

*考え方1:どんどん人に聞くこと

 どんどん人に聞くこと。人に質問をすること。そして人を仕事に巻き込んでいくこと。「自分が知りたいこと」は言葉や文字にして人に聞かないと「他人はわからない」。わからないことをどんどん人に聞くことで、自分自身をオープンにしていくのです。「聞くこと」よりも「自分をオープンにすること」の方が大切なのかもしれません。

 人に聞くときはより具体的に質問をします。「どうすればいいですか?」ではなくて、「(自分の考えを)どう思いますか?」と聞くこと。自分の考えという「軸」があるからこそ、相手は真剣に考えて意見を出してくれます。自分をオープンにすることで人に聞かなくても「自然に周りが意見してくれる環境」をつくることができます。

*すごい考え方2:お客様側の動きから考えること

 商品やサービス、ビジネスを考えるときはどうしても発信者(自分、ネットショップ)側の都合や希望を考えてしまうものです。大切なのは受信者(お客様)側から物事を考えること。インターネット上でお客様がどんな動きをして、自社のビジネス(商品・サービス・WEBサイト)にたどりつくのか。どんなお客様がより自社のビジネス(商品・サービス・WEBサイト)を利用してくれるサービスなのか。逆算をしていきます。

 「お客様側の動きから考えること」によって、仕事の優先順位が決まり、どの仕事を徹底して掘り下げていくかが決まっていきます。

*考え方3:「何」ならば競合に勝てるか、市場で目立てるか

 ほとんどのビジネスは後発組です。誰も考えていないようなことを思いつく人は稀ですし、誰も考えていないようなことに真剣に突っ込める人も稀です。99.9%のビジネスは後発組からスタートしていきます。「何」ならば先行組に勝てるか、どのポイントを徹底的に掘り下げることで市場の中でのポジションをつくるかはどのビジネスでも考える課題になります。

 まずは「違い」を出して局地戦に持ち込むこと。いまか競合他社と同じビジネスをつくっても「勝てない」ことを理解しましょう。

*考え方4:「1%の改善」をバカにせず、積み重ねること

 仕事に魔法の杖はありません。続けることでのブレイクスルーはあれども、始めていないうちから「良い方法」を探そうとするのは無理です。もちろんブレイクスルーやイノベーションも簡単に狙って簡単に起こせるわけではありません。現実的には「日々の仕事を改善してく」同じ仕事を毎日毎日繰り返していくことになります。

 そのときに大切なのは「1%の改善」をバカにせず、積み重ねていくことです。日々の仕事と日々のデータをみて新しい仮説を立て、気づいたことを改善していきます。「いい方法が思いつくまで何もしない」は愚の骨頂です。

*考え方5:他の人がやらないことを徹底してやること

 他の人がやらないことを、他の人がやらない量、徹底的にやることが大切です。これは実作業だけではなく、データをみての仮説立案や施策のアイデア出しでも一緒です。「他の人がやらないこと」は必ずしも「特異なこと」ではありません。「誰でもできるのだけど、やらない、やりたくない『当たり前のこと』」の方がニュアンスとして近いでしょう。

 「当たり前のことを当たり前に継続すること」が成果につながっていきます。お客様は「変わったモノ」「変なモノ」が欲しいわけではありません。自分の期待を少しだけ上回る「ちゃんとしたモノ」が欲しいのです。そう考えれば「当たり前のことを『やりきる』」は真理かもしれません。

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