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販売スケジュールを立ててオンラインショップ運営の「リズム」をつくる【no.1583】

 販売スケジュールを立ててオンラインショップ運営の「リズム」をつくる。オンラインショップの販売スケジュールについて考えていきます。

 オンラインショップは好きなときにできるときに余裕があるときにサイトを改善したり、コンテンツを追加したりしてもちろん構いません。ただ、販売スケジュールを立てて計画的に販売戦略を遂行する方が良いと思います。オンラインショップ運営側としては成果の検証がしやすくなります。そしてお客様側としては購買のリズムをつくることができます。

*販売スケジュールを立てるためのふたつの軸

 販売スケジュールの軸は「新商品の発売」か「販促企画の開始」のいずれかです。オンラインショップに新しい商品を出すか。それともキャンペーンなどの販促企画をおこなうか。「お客様にオンラインショップを楽しんでもらう仕事」のふたつです。

 まずは「新商品の発売」です。販売スケジュールとして新商品の発売日を決めます。このとき、これから「商品企画/商材開拓」をする場合、販売スケジュールの発売日から逆算して「商品企画/商材開拓」の期間を取らなければいけません。

 たとえば「商品企画」の期間が新商品発売日に被ってしまっている場合。販売スケジュールが成り立たないわけです。

*新商品がすでに用意されている場合

 通常は新商品がすでに用意されています。もしくは販売スケジュールと別のラインで商品企画が進んでいます。サンプルがあるか入る予定の商品を入れていきます。新商品の販売スケジュールが決まると、以下の仕事が決まります。

◆在庫確保、在庫発注、在庫製造の期間

 商品によっては在庫や素材を確保します。ロットの発注をかける場合もあります。発売日が決まっておこなうのは「現実的に商品をその日に用意できるか」です。

◆商品の撮影、商品ページの制作

 商品の画像を撮影します。商品そのものだけを撮る「物撮り」だけであれば発売日に間に合うかもしれません。もしアパレルの着用画像や食品の調理画像などを加える場合は調整が必要です。撮影後の画像加工、作り込みページのコーディングなど含めてスケジュールをします。

◆梱包内容の検討、バックオフィスへの周知

 新商品をお客様に発送する際の梱包方法や封入物に注意事項はあるか。同梱できない商品、段ボールのサイズなどの設定もおこないます。また販売スケジュールは意外とバックオフィスに周知されていないものです。新商品の発売日はもちろん特徴や在庫追加状況などを共有しておきましょう。お客様からの問い合わせで「こんな商品発売なんて知らなかった!」とならないように。

*販売スケジュールに集客戦略を当てる

 新商品の発売や販促企画の開始に合わせて「集客」を当てます。メルマガやコラム・SNSソーシャルメディアなどのツール。もしくはインターネット広告で売上につなげていきます。集客戦略はスケジュール上、新商品の発売や販促企画の開始の後です。しかし準備は前倒しで仕込んでおく場合もあります。集客の手段についても販売スケジュールに入れておきましょう。

 週に1回もしくは隔週に1回、販売スケジュールの会議をおこないましょう。季節の変わり目に被る3ヵ月先までの予定を一覧にしていってください。

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