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せっかく空いた時間はいつもできないことに使おう【no.1473】

 たまたま仕事で時間が空くことってあるじゃないですか。そういうときって何やってます?

 明日やる予定の仕事を今日やるとか、作業的な仕事を一気にやってしまうとか、どこかのルーチン業務を空いた時間にもってくることをまず考えると思うんですね。私も今までそうやっていました。ただ、明日の仕事とかルーチン業務を前倒しでもってくることって・・

 イノベーションが起きない。

 と思い始めたんです。カッコよくいうとですが。要はどういうことかというと、せっかく時間が空いている、特に迫られている仕事があるわけではないのに、いつもと同じことをやってしまっては「結局、これからも今でと変わらないのでは?」と思ったのです。

*何もしない。帰る。家族と過ごす。趣味につかう。

 ふとtwitterをみていたらピーター・ドラッカーのBotで「大切なのは何もないときに何もやらないことだ」みたいなのがあって、「ほぅそうか」と思いました。現代人はどこか「前に進まなければいけない」的強迫観念にかられていて、私も例外ではないのですが、せっかくのボーナスステージとして午後休をとって、家族と遊びにいったり、趣味の時間につかえばいいんですよね。何か発見があるかもしれないし。

 どうせ明日になればいつもの忙しい日々はやってきます。

*本を読む。WEBをみる。セミナーに行く。情報収集に努める。

 アウトプットよりもインプットの方が多いという社会人は少ないのではないかと思います。基本的にはアウトプットをする機会の方が多くて、インプットの時間はなかなか取れないもんなんですよね。仕事がポッと空いた時間こそインプットのチャンスかなと思います。本を読んだりWEBをみたりセミナーにいったりして、情報収集に努めましょう。

 っていうのが空いた時間の正攻法だと思うんですが、個人的にはもっと時間を自由に使いたいなと。

*映画をみる。スポーツをみにいく。ライブをみる。感情を揺さぶる。

 なんとなく仕事に結びつかない気がするのでやりたくても控えがちになってしまうのが、映画をみたりスポーツをみたりライブをみたり。美術館にいくのも、お笑いを見に行くのもいいと思うんですよね。視覚、聴覚、味覚、触覚・・そして心。自分の感性を揺さぶるような時間の使い方ができれば素敵だと思うんですよね。

 正直、「映画をみると2時間以上使うことになっちゃうしなー」と思って、感性を磨くことを避けている自分がおります。

*人に会う。人に会いにいく。

 ECMJコラムをたまに読んでくれてる方だと予想ができたところだと思うんですが、時間が空いたなら「人に会う」ことができればよいですよね。もちろん仕事関係の方に会うことになるので、仕事の延長戦になってしまうのですが、情報交換としてでも。自分が知らないことや自分ができていないことは、99.9%他の誰かが知っていたり他の誰かができていることなのではないかと思います。むしろ、誰とも情報交換できないようなことをやってみたいくらいです!

 普段から「会って話をしたい人」をリスト化しておくことが大切だと思います。「弊社にご足労ください」ではなくて「御社にお伺いします」が大切です。ちょっと嫌じゃないですか、自分から連絡をしておいて「弊社にご足労ください」っていう人って。

 ―――とまあ、時間の使い方は人それぞれだと思いますが、できれば避けたいのは「意味なくオフィスの中でルーチン業務をする」こと。上記のすべてに共通することですが、最低でもオフィスは出ましょう!オフィスにはいつも以上の発見はありません。商売のタネはオフィスの外に転がっています。

 というわけで、私もいまから行くあてもなく街をブラブラ散歩してきます。マーケティングリサーチという名のもとに。

 おわり。

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