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SEO対策?ん?ネットのマーケティング戦略じゃなくて?その六【no.1459】

SEO対策・・って果たして何なのでしょうか?の第六回です。

前回は、スマートフォン対応をしないとスマホ検索からWEBサイトが消えてしまう話は本当だったのか、Googleはすでに「公的な」会社の立ち位置であることから極端なルール変更はできないこと、Googleも試行錯誤を繰り返しているため機能の検索評価的優先度は常に改善が加わっていること、これらを説明ました。

内部対策のもうひとつ「コンテンツ」的な対応

被リンクという外部対策、WEBサイトの「構造」を改善する内部対策を紹介してきましたが、現在のSEO対策‥というか、インターネットのマーケティング戦略の中心になるのは、「コンテンツ」の作成・追加・改善という対策になります。

「外部対策=被リンク対策」も「コンテンツ」的改善にいきつく

「外部対策=被リンク対策」は質の高いリンク先を得ること。SEO会社にお金を払うなら話は別ですが、この対策については「自社がどうする」というのはお金を払って良質な被リンクを買うことぐらいで、問題は良質な被リンク元であるWEBサイトが自社のWEBサイトに「リンクを張ってくれるかどうか」にあります。

見ず知らずのWEBサイトから「相互リンクをお願いします」といわれたとしても、「はい、わかりました」になることはまずありません。自分たちのWEBサイトで紹介したいWEBサイトだからこそ、リンクを張ってもらえる可能性があります。そういう点でいえば、ひとつは外部対策は「他力本願の対策」であること、もうひとつは「コンテンツを充実させていることが、結果、被リンクの獲得に結びつくこと」このふたつが言えるはずです。

「構造」の改善の内部対策は合格点がある

「構造」的な内部対策はその改善内容に上限があります。基準になるのはユーザーの「探しやすい」「見やすい」「わかりやすい」であり、適当なソースでHTMLが組まれていたり、スマートフォン対応がされていたり、https化がされていたり、ソーシャルメディア対応がされていたりすれば、WEBサイトとしての評価が下がることはありません。

「構造」的な内部対策は合格点がある対策です。ワードプレスやムーバブルタイプでWEBサイトが組まれていればある程度は「構造」がカバーされています。そこにGoogleが推奨している機能を備えておけば、合格点です。合格点は絶対評価です。相対評価ではありません。競合他社が対応をしていないうちはWEBサイトの評価は上がりますが、ノウハウは標準化するもの。合格点に達すれば条件は横並びです。(もちろん、他社も簡単には「構造」の内部対策に取り組まないので価値があります)。それに対し「コンテンツ」的な内部対策には上限がありません。基本的にはやればやるほどWEBサイトの評価が上がっていきます。

「いわゆる」SEO対策が死語になってしまう理由

インターネットの公的な立ち位置にあるGoogleが「優良なコンテンツを発信しているWEBサイトを評価する」と情報発信をしています。「コンテンツ」という言葉はわかりずづらいですが、簡単にいえば「文章」「画像」「動画」のこと。ユーザーの役に立つ情報を発信しているWEBサイトを検索でも上位に出しますよ、ということです。

これにより検索エンジンの最適化という行為自体が「そもそもWEBサイトをどうやってつくっていくか。自分たちが何を伝えたいか。どうやって伝えていくか」という本来のインターネットのマーケティングの本質とイコール関係になってしまったのです。

「WEBサイトのアクセスを増やす」というテーマは、「被リンクの数を増やしましょう」や「メタディスクリプションは120文字です」や「スマートフォン対応は必須です」などのテクニックの話ではなく、WEBサイトの「あり方」の話に原点回帰をしたわけです。これにより「SEO対策」という言葉は「死語」になりました。

つづく。

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