「今さらこのジャンルに新規参入はないよな」が有利な時代。
ECMJの顧問先は社歴の長い会社さんがほとんどです
意外に思うかもしれません。EC、オンラインショップというとこの15年ほどのビジネスです。ECのコンサルティングというと若い会社の顧問先が多いイメージがありそうです。お話しをすると「意外ですね」と言われることもけっこうあります。
長い会社さんだと100年以上前から続いているところがあります。60年・70年続いている会社さんもありますし、そのあたりがボリュームゾーンです。そして35年以上続いている会社さん。10年以内という顧問先も数社ありますが、少し前はゼロでした。すべての会社さんが社歴35年以上でした。
母体となるビジネスを長年継続されていて、インターネットに新しい販路を求めている。そんな会社さんが多いんですねECMJの顧問先は。またそういった会社さんにマッチするコンサルティングなのだと自社も思っています。
今さらこのジャンルに新規参入はないよなということ
ここからが今日の本題。35年60年70年100年継続している会社さんの顧問先をしていて思うこと。それは「今さら新規参入はないよな」というビジネスをやられていること。もちろんいい意味です。「今さら新規参入はないよな」の商材こそ、インターネットではチャンスがあります。
「今さら新規参入はないよな」は確実に「差別性」に繋がります。全国のそういった会社さん、ぜひECMJに問い合わせをしてきてください。
日本は高度経済成長期をとうに過ぎています。国が豊かになっていった時代から、国が貧しくなっていく時代に入っています。人口が減っている時代には「今さら新規参入はないよな」のビジネスが増えていきます。人口が減っているわけですから。
今さらこのジャンルに新規参入はないよなということ
ここからはたとえ話です。たとえば漁業。魚を効率的に物流に回す、漏れなくインターネットで購入できるサービスができます。流通や通信、ITを使って新しいサービスが生まれてくるんですね。こういったビジネスというのは新規参入がされやすい。ひとつ成功したビジネスモデルができると、市場も拡大しますが競合も拡大していきます。
でも、効率的に配達する仕組みや直接販売の仕組みは新しくできたとして、「漁業」から始める事業者はいないと思うんですね。現実にいえば、漁業をやる会社さんは減っていく一方です。前述した状態ということになります。
「今さらこのジャンルに新規参入はないよな」の商材を持っている会社さん。一番ネットを頑張れば一番ネットで売れるわけですから話が楽です。これがレディースファッションとかスイーツとかアプリ開発など、新規参入の会社がバンバン出てくるジャンルだと市場は厳しい。「今さら新規参入はないよな」は実はとても有利なんですね。
人口減や不景気も悪いことばかりではない
また「今さら新規参入はないよな」のジャンルはビジネスがアナログに留まっている可能性があります。うまくデジタル化すれば他社に一気に差をつけることができます。もし、自社が「今さら新規参入はないよな」に当たるなら、積極的にデジタルに力を入れてみたらどうでしょう。
ECMJの顧問先でも「この会社は、今さら他の新規参入はないだろうし、将来的にはネットで一番になれるだろうな」という会社さんがいくつかあります。人口減や不景気も悪いことばかりではありません。新規参入が減っていく分、腰を落ち着けて改善することができます。
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