二次検索の対策をしてショッピングモールでのアクセス数を増やす考え方を紹介します。
*お客様の検索の行動パターンを考える。
お客様が特に購入検討をしている指定のネットショップがないとします。指定のネットショップがあれば、お客様はショップ名を検索バーに直接打ち込んで検索をする「直接検索」をおこなうことになるので、そこに他店の出る幕はありません。問題はお客様に指定のネットショップがない場合です。
例えば、お客様がハイヒールを探しているとします。最初にお客様が取る可能性の高い行動はふたつ。「ハイヒール」という名詞でショッピングモール内を検索するか、サイドナビの商品ジャンル(商品カテゴリ)を下って「ハイヒール」に限定したジャンルを探すかのどちらかです。後者の場合は、「レディースファッション→靴」あたりまでジャンルを下っていくことになるのだと思います。
*商品一覧を見たお客様は次にどんな行動をとるか。
ショッピングモール検索で「ハイヒール」と検索すると、キーワード検索にヒットする商品の一覧が画面にあらわれます。サイドナビのジャンル(カテゴリ)を下っていったとしても、どこかで商品一覧の画面にいきつきます。どちらのパターンでも最終的には商品一覧の画面にお客様はやってきます。
お客様は商品一覧画面に表示された商品を上からみて、気になる商品を探します。主に商品画像(サムネイル画像)と価格を見ながら目ぼしい商品を直感的に探します。パソコン版の画面でもスマホ版の画面でもお客様が取る行動は一緒です。
気になった商品をクリックして、詳細な商品ページを確認します。そしてまた商品一覧のページに戻り、次の気になる商品を探します。そして詳細な商品ページを確認。これを繰り返すのです。
*購入を検討する商品がない場合、ある場合。
商品一覧の画面から気になった商品をクリック、商品ページで詳細を確認、また商品一覧の画面に戻る。これを繰り返して「欲しい商品」がなかった場合です。お客様の行動パターンはふたつ。商品一覧の次のページに気になる商品を探しにいくか、検索キーワードを増やして(例えば、「ハイヒール エナメル」など)商品一覧を絞り込むかです。
お客様が商品一覧ページの次のページを見たとしても、いきつくのは2-3ページまでです。10ページも20ページも商品一覧の画面を掘り進めていきません。いずれにせよどこかで後者の「検索キーワードを増やして再検索→商品一覧の絞り込み」をおこないます。
そしてどこかで「欲しい商品」に当たります。(当たらない場合もありえます)。二次検索の対策は、ここからがポイントです。この後のお客様の行動です。
*「欲しい商品」が見つかったお客様の行動が二次検索対策のヒント
「欲しい商品」を見つけたお客様はいきなりその商品を買いません。同じショッピングモール内に同じ商品を取り扱っているネットショップがないかを探します。さらに、他のショッピングモールや自社サイトで同じ商品を取り扱っているネットショップがないかを探します。このとき、型番商品であればお客様が探すのは「全くの同じ商品」になりますが、型番商品でなければお客様が探すのは「同じもしくは似たような商品」になります。
このとき、お客様は何を元にして「同じもしくは似たような商品」を探すのか。商品名です。商品ページに登録してある商品名の内容を元にして、ショッピングモール検索もしくは検索エンジンで検索をおこなうのです。このお客様の最後の絞り込みの行動にヒットさせるのが二次検索の対策です。仮に自社の商品の検索順位が低くても、検索上位の商品に乗ることでアクセス対策をすることができるのです。
おわり。