著者:石田 麻琴

コラムを継続するために知っておきたいポイント。ECMJ編【no.1405】

 ECMJのWEBサイトで毎日更新させてもらっている、このECMJコラム。

 7月から土日の更新はストップさせてしまったものの、1,400回を超えるまで継続することができています。皆さんから「すごいですね!」と言ってもらえることも多くて嬉しいのですが、コラムを継続する方法について改めてポイントを紹介していきます。

*継続は大変、だけれどもイメージほど大変ではない。

 毎日1,500文字のコラムを書き続けて3年以上になります。毎日1,500文字と決めていますから、どんなに気分がのらなくても1,500回以上キーボードを打たなければいけません。自動化できる仕事でもありませんから、どんなに早くても30分程の時間はかかります。継続するのは「簡単」とは言えません。

 ただ言えるのは、いざ始めてみると当初イメージしていたほどは大変でもないということです。毎日継続をしていると1週間2週間で飽きがきます。ネタ切れも起こします。ここを何とか耐え凌いで、1ヵ月間ほど続けるとだんだんとコツが見えてきます。「止めたら終わり」と思って継続するのみです。

*コラムを書く時間をつくる。

 大切なのはコラムを書く時間を最初から用意しておくことです。時間に余裕ができたら書こう、いいネタを思いついたら書こう、では継続することができません。最初からコラムを書く時間として「毎朝7時から8時」とか「金曜日の午後」とか時間を確保しておきましょう。継続するということは、時間を取るということと一緒です。

 ECMJコラムでしばしばGoogleカレンダーを使ったスケジューリングについて紹介をしています。私自身、タスク管理をすべてGoogleカレンダーでおこなっています。コラムを書く時間も1本1時間で事前に確保しています。余裕をもって少し長めに時間を取っておくことが肝心です。

*コラムのレベルを上げない。

 コラムを書き始めると、最初のほうはスラスラと書いていくことができると思います。やはりネタがあるからです。1,500文字どころか、気づいたら2,000文字、3,000文字も書くことができていた、というのも良くある話です。しかし、コラムを継続しているとだんだんそのクオリティが下がっていきます。自分でクオリティが下がっていることを感じるようになります。

 コラムのレベルを上げすぎると継続することができません。自分で自分の文章が嫌いになってしまいます。開始当初は内容が充実するのが当たり前です。苦しくなってからが本当の勝負。コラムのレベルは継続をしていく中で少しずつ上げていけばいいのです。連続しているのは書き手だけ、読み手は断続的にコラムを読んでいます。

*ネタと執筆を分けて進める。

 いざパソコンに向かって「さあ、今日は何を書こうかな?」と考えるとネタが浮かびません。ネタが浮かんでも書き始めると構成がめちゃめちゃだったり、文字数が全然足りなかったりすることもあります。ネタと執筆は分けて考えましょう。

 具体的にはネタだけを考える時間をつくるのです。ネタは殴り書きで大丈夫。とにかくアイデアを紙に落としていきます。執筆の時間では、そのネタ帳から「いまの自分の調子で書きやすいネタ」を見つけて書いていくのです。ネタと執筆を一緒にすると、どうしても視野が狭くなってしまいます。できるだけ多くのネタの選択肢をもって、執筆の時間を迎えましょう。

 以上、コラムを継続するためのポイントについて紹介をしました。これからの時代、特に中小企業はインターネットでの情報発信が重要です。ぜひ定期的な発信に取り組んでみてください。

 おわり。