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「商品別販売実績管理表」を作成してトレンドを掴む!前編【no.1369】

ECMJが推奨している「実行数値管理表」とともに、すべてのネットショップ事業者におすすめしたいのが「商品別販売実績管理表」です。これから数回にわたって、商品別販売実績管理表について解説をしていきます。

*商品別販売実績管理表とは・・?

商品別販売実績管理表とはネットショップに登録・販売している商品の実績を月ごとに分析するためのツールです。実行数値管理表が毎日のネットショップのデータを管理することに使うのに対して、商品別販売実績管理表は1か月間での商品の実績を管理します。

*商品別販売実績管理表に含まれる数値項目

商品別販売実績管理表のエクセルに含まれる項目を消化していきます。

・商品番号

自社内での商品番号、ネットショップでの商品番号にあたります。販売実績を管理する商品を特定するために必要です。

・商品名

ネットショップに登録している商品名、もしくは自社内のシステムに登録されている商品名を入力します。ネットショップに登録している商品名には検索キーワードや商品説明文が入っていることがありますから、商品番号をキーにして自社内の商品マスターから拾ってくる方がスムーズかもしれません。

・アクセス人数(アクセス数)

ネットショップに登録している商品ページの1か月間のアクセス人数の集計です。比較軸が一緒であればアクセス人数でもアクセス数でも構いません。ページビュー数(PV数)だけはやめてください。ネットショップのシステムやGoogleアナリティクスからデータを拾ってくることになります。

・注文件数

ネットショップで商品が購入された件数です。「注文個数」ではないので注意が必要です。1人のお客様が1度の購入で同一商品を100コ購入したとしても、注文件数は「1」です。100と入力しないように気を付けてください。ネットショップのシステムや自社内のデータベースから拾ってきてください。

・注文個数

ネットショップで商品が購入された合計数です。上記の「注文件数」ではありません。1人のお客様が1度の購入で同一商品を100コ購入したとしたら、注文個数は「100」です。

・転換率(コンバージョン)

注文件数をアクセス人数で割り、商品ページ別の転換率を計算してください。商品ページを訪れたお客様がどれくらいの確率で商品を購入するか、という数字です。商品ページごとに思いのほか差がつくことがわかると思います。

・販売価格

商品の販売価格を入力します。こちらはアクセス人数や注文件数のように1か月間の実績を集計して入力するわけではなく、自社内の商品マスター・ネットショップの商品ページから数字を取ってきてください。

・売上

注文個数に販売価格をかけると商品別の売上を計算することができます。

・売上比率

上記「売上」で算出した商品別の売上を全商品ページ合計すると、1か月間の月商になります。商品ページ個々の売上を月商で割り、売上比率を算出します。商品別販売実績管理表の一番右の列はこの売上比率になります。

*ひと月1シートで商品別販売実績管理表をつくる

商品別販売実績管理表はひと月でエクセルの1シートを作成します。商品別販売実績管理表用のエクセルを作成し、「201704(2017年4月)」「201705(2017年5月)」というようにひと月ごとにシートを足していってください。

以上、まずは商品別販売実績管理表の作り方について紹介をしました。次回は商品別販売実績管理表の活用方法について紹介をしていきます。

つづきはこちら。

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