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オンラインショップの運営を一日の流れにそって解説!【no.1363】

 オンラインショップの運営を一日の流れにそって解説していきます。

 オンラインショップには「商品企画/商材開拓」「WEB制作」「集客」「運営」「受注/データベース管理」「物流」「カスタマーサポート」の7つの仕事があります。そこで今回は日々の業務の流れからオンラインショップの運営業務を理解していきましょう。

*まずは前日のデータを確認する

 朝、会社に出社をしたら最初にやりたいのが前日のデータの確認です。ECMJで推奨している実行数値管理表の作成です。前日の施策がどんな効果を収めているかを確認します。そして前日特別な外的要因がおこっていないかを整理していきます。

*お客様の注文データを確認する

 前日もしくは前回処理以降のお客様の注文状況を確認します。オンラインショップのシステム上で受注データを確認する。もしくはシステムから落としたCSVデータを自社のデータベースに上げて管理します。お客様に注文確認のメールを配信します。

*物流に発送の指示を出します

 物流データの作成、在庫の確認、配送伝票の印字など商品発送の準備を進めます。自社発送の場合は社内で、外注している場合は外注先に発送の指示をおこないます。AmazonのFBAは勝手に発送処理を進めてくれますね。

*バックオフィス業務を効率化しフロントヤード業務を厚くする

 オンラインショップを成長させるためにはバックオフィス業務を効率化すること。そしてフロントヤードの業務に使える時間を厚くすることです。注文確認や物流、問い合わせ対応で1日のほとんどを使っている事業者の方は危険です。これだと中期的に売上が落ちる可能性があります。

*販売スケジュールを立てる

 フロントヤードの業務「商品企画/商材開拓」「WEB制作」「集客」「運営」はバックオフィス業務のように毎日必ず仕事があるわけではありません。仕事の流れも状況に変化します。ただ、軸になる販売スケジュールを立てておきたいところです。新作の発売、メルマガの配信、販促企画のスタートなど。先に販売スケジュールを立て、逆算してフロントヤードの業務を進めていきます。

*例えば、月末に新作の商品を発売するとして

 月末の6月30日に新作の商品をオンラインショップで発売するとします。まず決めるのはどの商品を発売するかです。商品を仕入れるのか、それとも自社で開発するのか。ここには「商品企画/商材開拓」の仕事が関わってきます。新作商品も1商品の発売か、複数商品の発売かを決めなければいけません。

*新作商品の商品ページをつくる

 発売する商品が決まったら商品ページをつくります。商品ページの作成は画像の撮影、商品説明文の作成。検索キーワードの検討、ページの作成(コーディング)などから成り立ちます。画像は物撮りだけではなく、装着画像や利用シーン画像も撮りたいところです。「WEB制作」の部分ですね。

*新作商品ページをどうやってお客様に見てもらうか

 商品ページを作成し、新作商品を無事に発売したとします。しかしお客様がページを見てくれなくては商品が売れることはありません。新しいお客様にアクセスしてもらう方法としての「集客」の仕事。既存のお客様にアクセスしてもらう方法としての「運営」の仕事があります。広告は「集客」、メールマガジンは「運営」の仕事としてイメージしてみてください。

 ―――以上、オンラインショップ運営について1日の流れから解説をしました。成長のポイントはフロントヤードの仕事にどれだけ時間を使えるかです。1日がバックオフィス業務だけで終わってしまう場合、何かしらの問題があります。

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