著者:石田 麻琴

ECMJブログ傑作選「知られるだけで売上はあがる」「面倒なことをやろう」「リアルの広告に注目」等【no.0482】

 さて、土曜日なのでまとめでございます。

 今回も知られざる傑作だけを集めた「ECMJブログ傑作選」をお届けいたします。ひとまずこれが最後です。(現在に追いついてしまったので)。それではよろしくお願いします。

・「成果が上がらない」ことのほとんどの理由は「ただ単に知られていない」だけ【no.0430】
http://www.ecmj.co.jp/?p=4949

 インターネットの仕事を担当している人ならば「特に」という感じですが、自分が日々おこなっている仕事が、「ウェブサイトにきたお客様に楽しんでもらう」ための仕事なのか、それとも「ウェブサイトの存在を知ってもらう」ための仕事なのかを、常に自分に問うてください。「ウェブサイトの存在を知ってもらう」ための仕事よりも、「ウェブサイトにきたお客様に楽しんでもらう」ための仕事の方が、比重が高くなっているはずです。「ウェブサイトにきたお客様に楽しんでもらう」ための仕事にかける時間と同じくらい、「ウェブサイトの存在を知ってもらう」ための仕事に時間をかけてください。実は、「ウェブサイトの存在を知ってもらう」ための仕事はやることが限られます。だからこそ徹底的に掘り下げ、最後は「汗水流す」ところまで時間を費やしてください。

・「違い」は「非効率」から生まれる。「非効率」から「効率」を見出せば「強み」になる【no.0432】
http://www.ecmj.co.jp/?p=4953

 このブログを掲載した後、お会いした方から何人か評価をいただき嬉しかったです。そう、結局、「違い」とか「差別性」とか「付加価値」とか、そういうものは「非効率」からしか生まれないのです。そう考えれば、詰まるところ「人がやりたくないこと、嫌がること、面倒だと思うこと」をやり続けるしか、成長の芽はないということです。「人がやりたいこと、やれること」は誰でもやります。あくまで、ナンバーワン・オンリーワンを目指し、付加価値の高い商品を適正な価格で売りたい事業者向けの話になりますが、業界に縛られず「えー、あんたそんなことやっちゃうの~!」ということをやり続けるしか、生き残り・成長し続ける道はないと思います。

・「いまここにいないけど、どこかにいるライバル」を意識すること【no.0436】
http://www.ecmj.co.jp/?p=4999

 このブログの中では、「今の子ども達は良い環境だなー」と書きましたが、反面「良くない」部分もあるかもしれません。「上には上がいる」ことを、インターネット上で知ることができてしまうわけですから。その途方もない頂に、自己完結してしまう人間も多いかと思います。これは子どもに限ったことではなく、「大人も」ですよね。テクノロジーが進化して、すごい人を見つけることが容易になったし、自分のすごいところを容易にアピールできる時代になったけれど、やっぱり最後に残るのは「努力を続ける」メンタルなんじゃないかなぁと思うわけです。

・スマートデバイスが変える、看板広告の広告価値【no.0456】
http://www.ecmj.co.jp/?p=5180

 このあたりって、リアルの広告代理店(いわゆるマス広告、でしょうか?)は腹の底から気づいているのでしょうか。看板広告と同様に、カタログやチラシなど、紙系の広告もその広告効果が上がっていると考えられます。どちらもスマートデバイスの普及によって、ですね。現状、インターネット以外の広告については、「どうやって値付けがされているのか」イマイチわかりませんが、その成果を測る指標を用意することで値を上げることができるリアル広告もあるはずです。(逆に、効果がないことがバレちゃう広告もあると思いますが)。このあたりを簡単な仕組化できたら面白いんだけどなー。デジタルサイネージとか、そんな「これ入れたら効果上がりますよ」方面に動いちゃっているのかなー。重要なのは成果を測ることだと思うんだけども。広告代理店さんの連絡求む!(info@ecmj.co.jp)

 つづく。