著者:石田 麻琴

ECMJブログ傑作選「ラーメン屋がカレーライスを売ってはダメ」「オーナー経営者が勝つ時代」「インターネットの活用法」など【no.0426】

 さて、土曜日なのでまとめです。

 前回に引き続き、「あまり読まれていないけど、皆さんに読んでもらいたい」ECMJブログ傑作選をご紹介していきます。今回が第四弾です。

・ネットショップを運営するときの7つの業務。【no.0182】
http://www.ecmj.co.jp/?p=2721

 Eコマース事業をスタートするときに基本となる7つの業務を紹介したブログです。ネットショップの7つの業務とは、商品企画・商材開拓、WEB制作、集客、運営・更新、システム・DB(データベース)、物流、カスタマーサポートを指します。ネットショップを運営していく場合は、このいずれの業務にも担当を付けるか(兼務でも良い)、外注で行うかを考えなくてはいけません。基本の「キ」ではありますが、Eコマース事業に取り組む方は、ぜひ覚えておいてください。

・効果測定の精緻さと、施策のスピードのバランス。【no.0184】
http://www.ecmj.co.jp/?p=2781

 ECMJブログをお読みいただいている経営者の方からの質問に答えたブログです。ECMJブログでは、しばしば「データをとって、毎日カイゼン」と言っていますが、決して「全ての施策の成果がすぐにデータに表れる」というわけではありません。ですから、データを取得しての効果測定で「成果の原因」が100%わかることはありません。また、施策を実践してから数か月後に効果が出ることもあります。さらに、売上という形でしかデータに上がらない改善もあります。不確定要素、複合的要因は様々ですが、まずは「データをとって、毎日カイゼン」、これが土台になることには変わりありません。

・インターネットを活用する「目的」とコンバージョンを確認しよう。【no.0186】
http://www.ecmj.co.jp/?p=2791

 「うちには必要ない!」と言わない限り、どんな企業もインターネットを活用しなくてはならない時代になりました。企業のインターネットの活用目的は、主に3つのパターンがあると考えています。「インターネット上のウェブサイトでサービスを利用してもらう(Eコマース、WEBサービスなど)」、「インターネット上のウェブサイトから問い合わせをしてもらう(BtoB企業、ITシステムなど)」、「インターネット上のウェブサイトをみて、リアルのサービスを利用してもらう(リアルビジネス、実店舗など)」、この3パターンになります。自社がインターネットを活用する場合、このいずれに当たるのか、また、その成果を日々きちんと測れているか、チェックしてみてください。

・ほとんどの人は「真剣に」サービスを見ていない。【no.0187】
http://www.ecmj.co.jp/?p=2741

 サービスの成果が上がらず、「どうやったら売上が上がるんだろう」と悩んでいる方も多いと思います。というか、仕事をしているほとんどのビジネスマンが、日々悩んでいることではないでしょうか。そんな皆さんに贈りたいのがこのブログです。多くの場合、本当の課題は自らのサービスではなく、「知られていなこと」にあります。サービスの成果が上がらないと、どうしてもサービスを変えることで成果を変えようとしますが、「サービスを掘り下げる」のは良くても「サービスを広げる」のは良くありません。ラーメン屋がカレーライスをメニューに加えるようなものです。サービス、コンテンツに自信を持ち、「とにかく知られる」ことに努力を費やしてください。決して、サービスを変えることで「お客様に寄っていって」はいけません。他の大多数との差別性がなくなります。

・オーナー経営者の時代が到来する2つの理由。【no.0190】
http://www.ecmj.co.jp/?p=2769

 情報社会はオーナー経営者の時代です。役員が集まって合議制で意思決定がされるような「スピード感のない会社」「差別性のない会社」は淘汰される運命にあります。データと直感で即断即決、まず動いてから次のチャンスを伺う。自分1人で決めるからこそエッジがきいたサービスが生まれる。インターネットの世界はとくに「スピード」と「差別性」が重要です。では、こんな時代に会社を大きくするためにはどうすればいいか、事業責任者になれる「プチ経営者」を5人10人20人と育てていくことです。これからは、「人財の数=売上」という時代になります。

 つづく。