さて、土曜日なのでまとめです。
今回のまとめは、好評をいただいている「ネットショップあるあるストーリー、その壱“水産加工業者編”」の第二弾です。この「鬼切社長シリーズ」は、6月に15話までをまとめました。
・Eコマース事業を育てる。水産加工業者編。【no.254】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3354
宮城県で笹かまぼこの製造を行う「おにぎり水産」の鬼切社長が、ネットショップへの販売チャネルの拡大、直販化を目指します。鬼切社長がネットショップを開設したのは、営業を受けていたショッピングモールでした。最初はネットショップ運営の知識が全くない中でスタートしたため、売上を立てることができなくて困っていましたが、ショッピングモールの担当者から電話がかかってきたことで、おにぎり水産ネットショップの状況は一変します。しかし、一時的に注文は増えたものの、ショッピングモールの担当者が提案してくる戦略は、長い売上には繋がりません。かといって、自社のスタッフでネットショップ運営の判断をしようにも、ノウハウも経験もないためできない状態です。鬼切社長は、同じ水産加工業者である「にこにこ水産」の二子(にこ)社長を訪ねました。二子社長の優しく厳しい「喝!」によってネットショップ運営への心を入れ替えた鬼切社長は、二子社長の師匠でもあるコンサルタントの猪井氏(いいし)俊夫先生を紹介してもらいます。はたして、猪井氏先生の教えとは・・
・・というところまでが、15話まで第一段のまとめでした。ここから、猪井氏先生により鬼切社長への「一風変わった」指導が始まっていきます。猪井氏先生はパソコンをいまだに持っていなく、外部との連絡手段も電話かFAX。インターネットの知識がほとんど無いながら、原理原則に沿った目線で、ネットショップ運営というものを本質論からバッサリ切っていきます。
第十六話 母の日が父の日に比べて需要が大きいのは確かだが。【no.0256】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3369
第十七話 「わかった」を探していくのが、仕事というもの。【no.0259】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3372
第十八話 おにぎり水産ネットショップの購入者は、笹かまぼこを食べたのか?【no.0261】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3407
第十九話 当たり前のこと、当たり前にわかって行動できてるん?【no.0263】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3411
第二十話 鬼切社長の心の中は、喪失感と寂しさであふれた。【no.0266】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3460
猪井氏先生に怒鳴られてしまった鬼切社長は落ち込みますが、実は、猪井氏先生は鬼切社長のことを見捨ててはいなかったのです。次回の打ち合わせの日程と宿題を事務の静子さんに伝え、おにぎり水産を後にしていたのでした。ここから、猪井氏先生の「宿題」攻撃と、鬼切社長の試行錯誤がスタートします。
第二十一話 鬼切社長は現場からヒントを得ようと考えた。【no.0268】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3463
第二十二話 猪井氏先生、鬼切社長に突然の提案をする。【no.0270】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3464
第二十二話 鬼切社長は、いい笑顔で猪井氏先生を出迎えました。【no.0273】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3509
第二十三話 おにぎり水産のネットショップの方向性が決まる。【no.0276】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3512
おにぎり水産の工場に併設された、観光見学用の実店舗の店員を経験したことによって、鬼切社長の商売に関する考え方が変わります。工場の見学に来たお客様や実店舗に来たお客様と、ネットショップに来たお客様をどこか切り分けていた鬼切社長でしたが、「ネットショップの」お客様と考えるのをやめ、「おにぎり水産の」お客様を考えるようになりました。そこで、猪井氏先生の提案です。「まずは、おにぎり水産の工場見学に来たお客さん、実店舗の『笹かまオニギリ』を利用してくれたお客さんが自宅に帰って、もう一度笹かまぼこが食べたくなったときに来てもらえるネットショップ」を徹底的に目指そうと。インターネットから新しいお客様に買ってもらう「Webマーケティング」は一度置いておいて、すでにおにぎり水産の笹かまぼこを認知してくれている方にアプローチしていこう、というわけです。猪井氏先生いわく、「利用してもらったお客さんが一番のお客さん」。これです。
第二十四話 おにぎり水産ネットショップが大切にしたいこと。【no.0280】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3565
鬼切シリーズはまだまだ続いています。さらに猪井氏先生の宿題攻撃は続き、鬼切社長の深堀りの試行錯誤は激しくなっていきます。「鬼切社長シリーズ」まとめ第三弾は、また次回。