Eコマース「成功」のための9テーマ。まずはクイズ編からお読みください。そして、答え合わせ編(前半)も昨日アップしていますので、そちらもお読みいただければと思います。
では、6問目から解答を続けていきます。
【⑥商材開拓・商品企画】
[問題]
・下記は商品企画についての論理です。括弧内の正しい組み合わせはAとBのどちらでしょうか?
「人は「(1)を知り、(2)を知る」のではなく、「(2)を知り、(1)を知る」と十分理解すること。EC以外のサービスでも然り。「(3)を知り、(4)を知る」ことはなく、「(4)を知り、(3)を知る」。「(5)を知り、(6)を知る」のではなく、「(6)を知り、(5)を知る。」
A:(1)商品(2)店舗(3)SMAP(4)ジャニーズ(5)フリース(6)ユニクロ
B:(1)店舗(2)商品(3)ジャニーズ(4)SMAP(5)ユニクロ(6)フリース
[答え]
正解は「B」です。「ジャニーズ」や「ユニクロ」を自分がいつどうやって知ったかをよーく思い出してみてください。「人は商品を知り、店舗を知り」ます。Eコマース事業成功のためには、まず「ヒット商品」をつくることに努力しましょう、という問題でした。「ヒット商品」が人に知られることで、初めて「店舗(ブランド)」の存在を知ってもらえるようになります。
【⑦WEB&リアル集客】
[問題]
・Web上、リアルを問わず、ネットショップにお客様を呼ぶための導線を9つ書き出してみましょう。
1. 2. 3.
4. 5. 6.
7. 8. 9.
[答え]
以下のような解答が書けていれば正解です。「メールマガジン」「バナー広告」「SEO対策」「カタログ」「実店舗」「参加型イベント」「facebook」「twitter」「ポンパレ」。当時のそのままの形で解答例を出しています。インターネットでの集客手段、リアルでの集客手段、ソーシャルメディアでの集客手段など、様々な集客方法を組み合わせて最適化を図ることの重要性を問題にしました。
【⑧カスタマーサービス】
[問題]
・カスタマーサポートに起こる課題と、その解決策として適当なものを線で結んでみましょう。
[課題] ・固定費の超過 ・クレーム数の増加 ・サービスレベルのばらつき
[解決策] ・販売担当者へのフィードバック ・アルバイト採用と事業部移転
・マネージャの育成と仕組化
[答え]
「・固定費の超過→・アルバイト採用と事業部移転」「・クレーム数の増加→・販売担当者へのフィードバック」「・サービスレベルのばらつき→・マネージャの育成と仕組化」と、このように線を繋げていれば正解です。これも2011年当時のEコマース市場において、私が懸念していたことが問題になっている例ですね。
【⑨その他(問題解決etc)】
[問題]
・現在ECに取り組んでいる企業の多くが抱える問題として、正しいものに丸をつけてみましょう。
1.経営者、事業責任者とスタッフの間に、ノウハウの差がありすぎる。スタッフの体系的な育成が十分でなく、トップ頼りの運営から抜け出せない。
2.業界が若いため、経験が豊富なスタッフを採用することができない。優秀な新卒が集まるほどの魅力をまだ打ち出せていない。
3.価格勝負と広告費の高騰で収益性が著しく落ちている。それでも新規顧客獲得のために、プロモーションをかけ続けるしかない。
4.メーカーがEC事業に乗り出したため、小売では太刀打ちできない。OEM商品を増やしたものの、ロットと売れ残りで在庫金額超過に。
5.EC市場の黎明期~成長期に売上追求型で事業を広げたため、仕組化されないまま固定費が超過し、市場の変化で一気に収益性悪化。
[答え]
すいません。こちらもイジワル問題で、すべてに丸をつけるのが正解です。特に重要な課題としてセミナーでは「1.」「2.」のふたつを挙げましたが、上記5つの課題について、ほとんどのネットショップが解決に至っているとは言い難いですね。「4.」「5.」に当てはまる会社は、この4年で事業売却、事業縮小のどちらかの選択をしている事例が多いと思います。2015年は、さらなる淘汰が起こるでしょうね。
さて、答え合わせ編、どうだったでしょうか。クイズ編を読んで答え合わせ編を読んで、またクイズ変に戻って答え合わせ編を見てみる、というように、何回か復習をしてみるとより頭に入りやすいと思います。ぜひやってみてくださいね。
おわり。
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