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「商品別販売実績管理表」
ネットショップで取り扱っている商品のパワーを測るためのツールです。
商品のパワーとは「集客力」と「販売力」のふたつです。
「集客力」があって「販売力」のない商品は、「提案力」を強化して「販売力」を高めます。
「集客力」がなくて「販売力」がある商品は、露出を高めることによって「集客力」をアップさせます。そもそも商品の「販売力」はそもそも「商品力」の力が大きく関わります。「集客力アリと販売力ナシ」「集客力ナシと販売力アリ」の商品を比べたときに、より「商品力」が高い原石であるのは後者です。優先順位をつけるならば、まずは後者を改善するのが良いと思います。
ネットショップにおいて「ヒット商品をつくる」とは、「集客力」があって「販売力」のある商品を作っていくことです。原石を磨き、ヒット商品という玉に育てていきます。日々の改善できちんと玉を磨けているのか?また、そもそも磨いている石は玉なのか?それを調べるためにも「商品別販売実績管理表」の活用は欠かせません。
「商品別販売実績管理表」の使い方は「実行数値管理表」とまったく同じです。同一期間同一条件のデータを取得して、その変化を探す。変化したデータが内的要因によるものなのか、それとも外的要因によるものなのかを判断する。そして次の内的要因の施策と外的要因の対策を考える。この繰り返しです。
ただ、「実行数値管理表」はネットショップの毎日の因果関係を探していくものであるのに対して、「商品別販売実績管理表」は毎日のデータを見ていくものではありません。おすすめなのは1週間に一度、もしくは2週間に一度、まとめたデータを作成し前回のものとの比較を行っていくことです。
ネットショップを始めたばかりで月間の受注数が100件に満たない場合などは、1週間2週間だとボリュームが足りず比較検討しづらい場合があります。月間での「商品別販売実績管理表」を作成し、前月のデータとの変化を読むことと、改善施策との相関性を探していくと良いと思います。
通常、ネットショップの商品ページはページへのアクセスが増えれば増えるほどコンバージョンが下がっていきます。商品ページに特別な導線がなければ、ページにアクセスするお客様は「頑張って商品を探してくれた方」ということになり、必然的にコンバージョンが高くなります。
ネットショップからの導線を強め、露出を高めることでアクセスを増やしていったときに、コンバージョンが下がらなくなった場合、「集客力」があり尚且つ「販売力」もある商品ができたことになります。前回のブログで書いたところの「商品ページにアクセスが集まっていて尚且つ売れている商品」というものです。
この「商品ページにアクセスが集まっていて尚且つ売れている商品」をネットショップにひとつだけでもつくることができれば、月商500万円、月商1,000万円、月商2,000万円とネットショップが成長していくための芽が出たことになります。この「ヒット商品の芽」をつくるまでが大変なのです。そして、この「ヒット商品の芽」ができる頃には、「最初の月商100万円」には到達できているのではないでしょうか。
ここからの成長はシンプルです。「ヒット商品の芽」をどれくらい成長させられるか。「ヒット商品の芽」を何本ネットショップに用意できるか。そして「ヒット商品の芽」を成長させるための水や栄養剤が「集客戦略」ということになります。
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