理屈があって、理屈の使い方を教えて、さらに理屈が日々きちんと使われているかをチェックする―――だから確実に成果が出る、結果につながる。
何のことかといえば、弊社ECマーケティング人財育成のコンサルティングのことではあるのですが、このビジネスモデルが「RIZAP(ライザップ)」であることに気がつきました。ECMJとライザップは一緒なのです。ECMJセミナーのアンケートでも「ネット版ライザップですね」と書いてもらったことが何度かあります。
ライザップがビジネスにしているダイエット(=体質改善)について考えてみましょう。
まずはダイエットの理屈。ダイエットの理屈はシンプルです。体重というのは「出ていく量と入ってくる量」のバランスです。たくさんのカロリーを摂取しても、その分たくさんのカロリーを排出するならば、体重は自然に落ちていきます。食べる量を減らし、運動する量を増やせばスリムになっていく。これは我々素人でも容易に想像がつく、ダイエットの理屈です。
では、このダイエットの理屈を日々どうやって使っていくか。カロリーが高いものよりもカロリーが低いものを食べた方がいいのかなぁとか、鶏もも肉よりも鶏のささみの方がいいだろうとか、腹筋よりもスクワットの方がカロリーを消費するのかなとか、巷の情報も参考にしながら自分でもダイエットの方法を想像することはできますが、より身体のケースに合わせた最適な方法を実践するためには専門化のノウハウが必要になると思います。
人によってはランニングをするよりも筋トレを中心にした方がスムーズにダイエットできるかもしれませんし、どうしても甘いものをやめられないならば他の誘惑を断つことでダイエットが実現できるかもしれません、お金の都合だったり時間の制約だったり家庭の事情だったり、人の身体や環境のケースは十人十色であって、いくつかの「変えられない」条件がある中でダイエットを実現しなければいけません。これは専門家の知識が必要です。
しかし、理屈があって、理屈の使い方を教えもらっても、多くの人がダイエットを断念してしまいます。それはなぜか、ツライからです。結果を出すために努力するのはツライのです。何がツライかといえば、継続するのがツライのです。1日や2日では結果が出ないわけですから、続けなければいけません。ほとんどの場合、結果はモチベーションが下がった後にやってきます。
そう考えると、求めている成果を実現できない本質的な理由は、理屈がないことでも、理屈の使い方をしらないことでもなく(むしろ、ダイエット法などは世の中に溢れており)、継続ができないことだと思うのです。ライザップの場合は毎食の画像をトレーナーと共有したり、定期的に顔を合わせてフォローアップすることで、理屈が日々きちんと使われているかをチェックしているわけです。まさにECMJと考え方は一緒です。
ダイエットの場合はビジネスのようにマーケットの概念がなく、基本的には自分自身の自助努力によって実現が可能なわけですから、理屈があって、理屈の使い方を教えて、さらに理屈が日々きちんと使われているかをチェックすれば、確実に成果が出ていきます。さすがライザップのビジネスモデルです。
インターネット社会、スマホ社会が加速して情報が溢れすぎている時代です。すでに、「情報があまりないから・・」という理由で前進できない人は世の中にいないのではなでしょうか。本質的な問題は「継続」。自分のモノにするまで続けられないから、結果に繋がらない。ECMJはインターネットという分野で、2017年も皆さんが「続ける」ためのサポートができればと思っています。
おわり。