著者:石田 麻琴

ブログを活用してインターネットから新規顧客にリーチする。5つのポイント【no.0813】

 ブログを書くことで新しいお客様に知ってもらいたい。そんなニーズが多くあります。

 インターネットを活用して新規のお客様にリーチするためには3つしか方法がありません。インターネット広告・検索・メディア、この3つです。この中で、検索流入を拡大し新しいお客様にネットショップ(もしくは自社のサービス)知ってもらうためにブログを書くのです。

 特に中小企業がブログを活用して集客につなげていく場合、ポイントになることがいくつかあります。

1.自分で書くこと
 いまコンテンツマーケティングの代行会社が増えていますが、やはり自分でブログを書くのが最も効果的です。顔と名前、所属をブログに出して「詳しい人が詳しいことを書く」のが大切だと思っています。お客様はインターネットで情報を探すとき、様々なサイトをみます。そのブログに読む価値の「熱」、執筆者の「熱」があるか否か、匂いで感じてしまいます。自分で書くことが大切です。

2.まずは量を書き、習慣づけをする
 まずは定期的にブログを書き、自分の中に「書く」ということの習慣づけをおこないましょう。Googleの検索対策として「より質の高いコンテンツがSEO上優遇される」という傾向があります。それに発信するブログの質にもこだわりたいところでしょう。それはわかります。ただクオリティは回数を重ねないと上がっていきません。習慣づけができないと三日坊主になってしまいます。

3.まずはタイトルだけを書きだす
 いきなり文章を書きだすのは大変です。また、いざブログを書こうと思っても「はたして今回は何を書けばいいだろう?」と考え込んでしまう場合もあります。まずは先にブログのタイトルだけを用意しておいて、そこから「いま書きたいテーマ」をピックアップして書くのが効率的です。ブログのタイトル(テーマ)を準備する仕事と、ブログを書く仕事を分離しましょう。

4.お客様の課題を書く。解決策を書く
 ブログに書く内容は「お客様の課題とその解決策」を中心にしていきます。お客様がどんな悩みを抱えているか、物事を決断するときにどこで迷うかを先回りしてブログに書いておくことが大切です。そのために必要なのが普段からアンテナをはっておくこと。お客様からの質問や問い合わせをメモしておいたり、印刷してファイリングしておいたりしましょう。ブログの「ネタ」に困らないはずです。

5.定期的にデータをみること
 新しいお客様に知ってもらうためにブログを書くことは、決して「自分が思ったことを闇雲に書く」ことではありません。どのブログが読まれているか、どのブログが読まれるようになったか(トレンド)をデータで定量的にウォッチすることによって「では、次にどんなブログを書いたら良さそうか」の精度をアップさせていくことが肝心です。データは必ず「定期的に」ウォッチすること。「できるときに」「気になったときに」「時間があるときに」ではいけません。そのためにも「データを確認する日」として事前にスケジューリングをしておきましょう。

 文章を書き続けるというのは得手不得手もありますし、簡単なことではありません。しかも、文章を書くという作業は1分や5分に効率化できません。地味で手間で面倒な仕事ですが、だからこそみんながやらないしできない、だからこそ意味がある効果があると思って続けていくのが良いと思います。

 中小企業にとってインターネットを活用して新しいお客様にリーチすることができる数少ない手段です。思い立ったが吉日、すぐに始められた方が良いと思います。

 おわり。