著者:石田 麻琴

目的へのアプローチはひとつじゃない。自分に合った方法を探そう【no.0669】

 海外で流行っている(流行った?)「30日スクワットチャレンジ」というのをご存じの方もいると思います。先日、たまたま会った方に「30日スクワットチャレンジ」の存在を教えてもらい、それから自分も実践してみようかと思いました。

 「30日スクワットチャレンジ」はその名の通り、スクワットのトレーニングです。初日が50回、2日目が55回、3日目が60回・・というように、毎日スクワットの回数を増やしていき、最終的に1日250回まで回数を増やしていきます。人によっては「ウゲゲゲゲゲ・・」という感じでしょうが、私は「何だかできそうかも」と思い続けています。やっと100回目くらいまできました。

 ダイエットはしたいのです。でも、走るのもあまり続かなかったですし、腹筋も続きませんでした。食事制限も毎日は続きません。ところが、自分に合った方法が見つかった途端に「あまり苦にならず」続けられ、成果を出せるようになりました。すでに3キロほど体重が落ちています。

 子どものころ、肌が白いのがコンプレックスでした。日焼けしている方に憧れがあったんですが、最近「石田さんて地黒ですよね」といわれるようになりました。「いやいや、白いですよ」という感じなのですが、腕と足がかなり焼けているのです。

 なぜ日焼けをしたのかと考えると、それは毎朝、散歩をしているからでした。朝6時から7時までの間、1時間くらいの時間をかけて荒川沿いを散歩しています。ちょうど日が昇る時間になり、川沿いは遮るものもないので、日光が身体に当たるわけです。それによって、図らずしも少し日焼けした、ということですね。これも、「あまり苦にならず」続けることができている日課です。

 まあ、この2つの例は特別なものでもないのですが、目的に対するアプローチは「1つではない」ということだと思います。まずは、様々なアプローチの中から、「自分に合ったもの」を探して、そこを「人ができないレベルまで」徹底して掘り下げていってみると良いのではないでしょうか。

 例えば、自社の存在をより多くの人に認知してもらうための仕事。

 弊社ECMJのように、毎日ブログコンテンツを追加・更新するという方法があります。ダイレクトメールやポスティングのレスポンスを上げ続けるという方法もあります。ひたすらアポ電をかけるという方法もあります。もちろん、広告出稿という方法もあります。「認知向上」を目的とした場合、そのアプローチはひとつではないはずです。

 「毎日ブログコンテンツを追加・更新する」という方法でも、進め方の工夫もできます。複数人で持ち回りでブログを書くという方法があります。誰がもっともアクセスを稼げるかを競う方法もあります。優秀なブログを社内で評価したり、賭け事や罰ゲームを導入するという方法もあるはずです。大切なのは、「継続する」ために、自分(自分たち)に合った方法・アプローチと、自分(自分たち)に合った取り組みを試してみるところかなと思います。

 当然、それでも目的に達しないこともあります。その場合は、「自分たちがやりたくないこと」「自分たちに合わないこと」をやらなければいけません。その覚悟は、最初から必要です。だからこそ、自分たちに合った方法・アプローチ・取り組み方で成果を出すために「徹底的に」頑張らなければいけないわけですね。まあ、「やりたくないこと」でも、やってるうちに人間は「楽しみ方」を探すものだったりしますが・・。

 当たり前ですが、もっともダメなのは、「現状から動かない」ことです。「やってみて」から考えましょう。動き続けている間は、基本的には「効果ナシ」か「効果アリ」、つまり「プラスマイナスゼロ」か「プラス」にしか進みません。「改悪」なんて言葉は、ありませんし、いりません。

 おわり。