著者:石田 麻琴

ECMJブログ傑作選「極端な要因をつくろう」「会社の価値は『利益率』!?」「イチローは天才?努力家?」他【no.0643】

 さて、土曜日なのでブログのまとめです。

 前回に引き続き、今回も「ECMJブログ傑作選」を紹介していきます。2015年の4月5月にアップしたブログの中から6つほどピックアップしました。数週間続けてきた「ECMJ傑作選」は、ここでひとまずお休みです。(次回は秋頃、でしょうか)

・「余裕ができたら事業をシフトしたい」は、基本的に無理です。【no.0576】

 若手経営者の交流会によく参加するのですが、けっこう多いのが「いまは受託のビジネスをやってるんですけど。これからサービスにシフトしたいんですよねー」という方。全員、とは言えませんが、1年後に会ってお話を伺うと、「もう少し余裕ができれば、自社のサービスをメインにできるんですけどねー」と、あまり状況が変わっていない話だったりします。そもそも、「余裕ができたら事業をシフトしたい」って、すごく難しいことだと思うんですね・・。

・「数」で勝負できるなら、「数」で圧倒して市場を攻める【no.0578】

 人間が行動をする上で、障害になるのは「時間」「お金」「メンタル」この3つだと思います。「お金」は誰しもが持っているものではありません。「時間」は誰でも同じように1日24時間を与えられています。じゃあ、「メンタル」は・・?自分の気持ちひとつで整理ができるものでありながら、メンタルが強い人と弱い人の差って、メチャクチャあるものなんですね。仕事は「数」で圧倒するのが基本です。「数」で圧倒したいなら、「メンタル」はどうにかしたいものですよね。

・数字の要因を予測するのに最も簡単な方法は、極端な要因をつくること【no.0584】

 弊社が毎月開催しているECMJセミナーで質問をされたこと。「毎日数字を見ています。あまり数字が動かないんですが、どうしたらいいですか?」という内容でした。これは私にとって、自社のコンサルティングを見つめ直すいい機会になりました。「数字が動かない」ということは、異なった「原因」を作れていないということなんですね。自分では「毎日変えている」つもり、でも数字が動かないってことは、「顧客にとっては同じ」ということだと思うのです。

・会社を評価するための最も大事な指標。「年数」ともうひとつは何!?【no.0585】

 自社に価値はあるのか。難しい問題ですが、まず「●●年続いています」というのは、言わずもがな信用に繋がります。「年数」以外にもうひとつ、会社の価値を測る上で大切な指標は、なんだと思いますか?売上高でしょうか、利益でしょうか、従業員数でしょうか。私は、「利益率」なのではないかと考えました。

・ソリューションを選ぶときのポイントは、契約した後にアリ!?【no.0586】

 事業を前進させる上で、「専門家に頼む」「既存の仕組みを活用する」というのは重要なことだと思います。私は基本自前主義ですが、ソリューションの活用を否定しません。自分たちが「選択と判断をする」というベースがあった上で、ソリューションを活用しましょう、とお伝えしています。自社の成果をソリューション会社任せにしてしまっては「どうしようもない」という話です。ソリューションを選ぶときに大切なポイントは、運用にあります。

・イチローを「天才」と評する親に生まれた子は、ちょっとだけ不幸かも‥【no.0597】

 イチローを「天才」と評する人がいます。イチローを「努力の人」と評する人もいます。私はできれば、イチローを「努力の人」と評する人とお付き合いがしたいものです。イチローを「天才」と評してしまえば、「あの人は私とは違う人間だから仕方がない」と話がそこで終わってしまいます。自分の息子にも、「イチローのすごいところは、毎日継続できるところだ」と教えたいと思います。

 つづく。