著者:石田 麻琴

仕事の生産性を上げたいあなた!早朝の散歩を習慣化させましょう!【no.0621】

 朝の散歩はいいですよ、という話です。

 すでに習慣化してしまったのですが、毎朝散歩をしています。だいたい1時間10分くらいでしょうか。自宅から戸田公園を回って、荒川の河川敷沿いに歩いて、戸田競艇場まで。そこからぐるっと折り返してきて自宅まで、これでだいたい1時間10分くらいになります。

 なぜ1時間10分なのか。それは、戸田公園の入口から歩くと、最初に湖を渡れる橋が戸田競艇場にかかっている橋になるのです。だから、一回歩きだしたら、途中できた道を戻るか、戸田競艇場まで歩くかの2択になってしまうんですね。

 散歩中は、頭を整理する時間です。仕事での悩みやトラブル、アクシデント、これからの課題、今日どんな仕事をするか、これから仕掛けていきたいこと、ブログに何を書くか、誰に何を伝えるか、子どもの将来・・などなど、頭に浮かんだことをひとつひとつ整理します。

 10分や20分だと短いのでしょうが、70分という時間は考え事をするには十分な時間です。短期的な課題から、中長期的な課題までを整理して、スッキリした気持ちで自宅に戻ってくることができます。そして、おそらくですが、この散歩を習慣化させて、毎日同じことを繰り返せば繰り返すほど、散歩で頭を整理することを「得意」になっていくのだと思います。

 例えば、一本のメールが誰それからきます。「明日までに●●をしてください。お願いします」そんなメールだったとします。メールを読んだ瞬間に頭に血がのぼることもあると思います。「おいおい、それはお前の仕事だろ。そもそも、今頃何で連絡をしてきているんだ。明日って今日のことじゃないか」というように、自分の感情が湧き上がってくると思います。仕事をしていれば、ネガティブな感情も当然起こるわけです。

 そんなとき、散歩をするとスッキリします。70分間、ひとりでただボーっと考え事をしながら歩く時間は、誰にも邪魔されない自分だけの「聖域」です。最初は、「頭に血がのぼった」状態であったり、「混乱した」状態が続いたりしますが、歩きながら物事を考えると、だんだんと消化され、気持ちが和らいできます。

 「もしかしたらこんな理由があったんじゃないか」「もしかしたら自分の伝え方が悪かったんじゃないか」というように、メールを読んだ瞬間にその内容に色を付けてしまった「自分の感情」という皮を少しずつはぎとって、事実を冷静に考えられるようになります。自宅に戻ってくるころには、課題が整理され、スムーズに仕事に向かっていけるはずです。

 古くから付き合いのある友人はよく知っていると思います。私(石田)は非常に感情の起伏が激しい性格でした。自分の性格を十二分に理解し、最近はまだ自分をコントロールできるようになりましたが、以前はすぐに頭に血がのぼってしまうタイプでした。それで前職のサラリーマン時代の社長や同僚にはかなり迷惑をかけたと思います。あの頃も、毎日の散歩を習慣にできていればなぁと悔やむばかりです。

 最近は早朝も暖かくなってきたので、散歩がしやすくなりました。2月3月の頃は、河川敷を歩いている人もまばらでしたが、4月以降、多くの人が歩いています。通常、5時半から6時半の間に散歩をスタートさせますが、5時半でも暖かいですね。Tシャツ一枚で全然いけます。というか、Tシャツでいかないと、どんどん暑くなってくるので大変です。

 毎朝、5時半に起きて70分間散歩・・。そう聞くと「俺にはできねぇや」と少し大変なことに感じますが、実際にやってみるとそれほど大変ではありません。習慣化すればまったく余裕です。朝のゴミ出しもできるので、一石二鳥でもあります。仕事の生産性をあげたいならば、毎朝の散歩、絶対にオススメですよ。

 おわり。