以下に例を挙げます。
・経営者が考える理念が会社にしっかりと浸透していないため、スタッフが環境の変化に自ら対応していくことができないこと。もしくは対応する理由を見いだせないこと。
・経営者のもつネットショップ運営の経験やノウハウ、事業を展開する上での考え方と知恵がほぼ体系化おらず、スタッフに十分に伝わっていないこと。
・事業の全体像をきちんと共有していないため、スタッフが他のスタッフの仕事をほとんど把握していないまま自らの業務を回してしまっていること。
・スタッフが昨日の売上を確認していないこと。自分の業務の成果が、どの数字にどう表れているかを知らないまま、日々仕事をしてしまっていること。
・経営者もしくは運営責任者というキープレーヤーの力が強すぎ、他のスタッフが自分で判断できない指示待ち状態に陥っていること。自ら動かないことを問題と気づいていないこと。
・経営者が運営者を兼ねてしまっているため上記の課題を改善する時間がない、もしくは目先の売上確保のために、中期的に重要な改善を後回しにしてしまっていること。
そして、多くのネットショップ運営企業のお話を伺っていると、少なからず似たような「人と組織の問題」を抱えておられるということがわかってきました。
つづく