動画は「収録」よりも「生放送」にチャレンジしよう。
動画の生放送での商品やサービスを紹介がトレンドになりつつあります。コロナ禍以降、オンラインのニーズが高まっています。動画にチャレンジしている事業者さんも増えていると思います。今日は「生放送」動画の活用について。
「質疑応答」の方が面白いのではないかと気づいた
コロナ禍以降、わたしのセミナー講演もオンラインがメインになりました。というか、この1年半、オンライン以外のセミナー講演はおこなっていません。オフラインのセミナー講演ができるまでには、今後かなり時間がかかると思います。もしかしたらほとんど無くなってしまうのではないでしょうか。
オンラインのセミナー講演は、当初は従来のセミナー講演どおりにおこなっていました。パワーポイントを用意して、1時間半くらい話す、最後に質疑応答を入れる。しかし、数回経験したときから「質疑応答」の方が面白いのではないかと気づきました。これはオンラインセミナー参加者のみなさんからも同じ感想が上がっています。「最後の質疑応答が面白かった」という意見があがっていたんですね。
人は「いましか見れないもの」に興味がわく
自分が「参加する側」のことを振り返るとたしかにそうです。「いまリアルタイムで質問にこたえている」リアルな質疑応答の方が面白いんですよね。パワーポイントの内容も目新しいもののハズなんですが、あらかじめ準備されたものよりも、いま答えを選んでいる質疑応答の方が面白いわけです。もちろん質疑応答の方が「自分が知りたい内容」だということもあります。
ということで、最近は予定調和よりも、アドリブ感が漂う構成に変えてしまいました。その方が参加者のみなさんに飽きずに楽しんでもらえると思って。いまのところは思ったとおり、「生放送らしい」ものを楽しんでもらえているようです。
ECにおける動画活用も「双方向性」の強い「生放送」が好まれる傾向にあります。「収録して後で好きなときに見られるようにした方がいい」という意見もあります。しかし、現実的に収録したものの「後からの閲覧数」は非常にさびしいものです。不思議なもので人は「いましか見れないもの」に興味がわきます。「いましか見れないもの」を優先し、「録画版」を撮っておくのはもちろんアリです。
話す側にとっても「生放送」の方が実は負担が少ない
そして、これは何回か動画活用をすると感じることなのです。話す側にとっても「生放送」の方がはるかに負担が少ないのです。「収録」だと準備や取り直し、編集など、動画よりはるかに長い業務時間がかかります。「生放送」で必要なのはほぼ生放送をする時間だけです。商品知識や提案に自信のある運営者のみなさんは生放送にぜひチャレンジしてください。
生放送は小細工が効かない分、知識とトーク力で勝負しやすいのが特徴です。デジタルネイティブ世代だけでなく、少し年上の方も対応できるそうです。また生放送の醍醐味はチャットを使った参加者との「双方向」コミュニケーションです。参加者からの質問にこたえているだけでもすぐ30分や60分終わってしまうと思います。収録よりも「生放送」の方が取っ掛かりやすいですよ。
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