ECMJのコンサルティングの概念をお話すると、「RIZAP(ライザップ)ですね」といってもらえることが多くなりました。ECMJとしても「簡単にいえば●●です」とお話することができてうれしいかぎりなのです。
*競合がいないと困ってしまう理由
一見すると競合がいない方がビジネスとしては楽のようなイメージがありますが、競合がいた方がビジネスはスムーズです。それは競合がいることでお客様との間に「共通言語」ができるからです。「ユニクロの子ども服専門版です」とか「筋トレ専門のトレーニングジムです」とか「英会話教室のラテン語版です」などといえば、お客様のサービスへの理解を比較的容易に進めることができます。
競合がいないと説明をしなくてはいけません。サービス提供側としては自社のサービスと他社のサービスとの「違い」を明確にわかっているのですが、お客様にどう伝えれば伝わるか、ここを知ることに時間がかかります。お客様の頭の中には既存のサービスのイメージが固定化されているからです。人それぞれ忙しいですから「どこが違いなんだろう?」と深く考えてくれるわけでもありません。
競合がいるからこそマーケット(市場)ができ、競合がいるからこそお客様にとって理解がしやすいものになります。RIZAPが有名になることでECMJの説明もしやすくなりました。「ECMJのコンサルティングはRIZAPのネット版です」と。
*RIZAPが提供している「本質的な」価値
RIZAPの代表の方やスタッフの方と膝をつけ合わせて話したことはないですから、あくまでECMJとしての理解ですが、RIZAPとECMJが解決しようとしている課題、サービスの「本質的な」価値はおそらく一緒です。
RIZAPでもっとも有名なサービスはダイエットプログラムですが、ダイエットをするための理屈を知らない人はいないはずです。「食べず」に「動け」ば痩せます。食事制限をして、適度な運動をすれば身体は最適化されていきます。誰でも知っていることですし、ダイエットの理論も具体的な方法も世の中にはありふれています。ではなぜそれでもダイエットができないのか、それは「続かない」からです。
今日、食事を一切抜いて1日中ランニングをして自分の理想の体型になるのならいいのですが、理想の身体をつくるためには時間がかかります。続けなければいけないのはわかっているけれども、どうしても三日坊主になってしまう。ここにRIZAPとECMJが提供している価値があります。
*コーチングビジネスが必要になる時代
ECMJのコンサルティングも同じです。インターネットの戦略、マーケティング、具体的な取り組み方の情報はWEBや本やセミナーに溢れています。それでも自社のインターネット戦略が進まないのは、自社の商材や文化や組織にインターネット戦略をチューニングできていないからです。「理論があり、理論の使い方を教える」これだけではなく、「理論が自社の中で運用されているか」をサポートする。RIZAPと一緒です。
これからはRIZAPやECMJのようなコーチングビジネスに大きな可能性があります。すでにRIZAPが証明しているとおりです。ひとつは前述したように「理論や方法」の情報はちまたにあふれており、進まない本質的な課題はそこではないこと。多様性の時代、ニーズの細分化が進んだ時代ですからマニュアルで共通認識をつくるだけではなく、コーチングで個々の成長サポートが必要になること。
コーチングというと未だに「自己啓発」というイメージが強いですが、これからのコーチングはまさしく「結果にコミットする」コーチングです。いかにしてECMJがコンサルティングを進めていくか、他社のインターネットコンサルティングとの「違い」をぜひ聞きにこられてください。お問い合わせをお待ちしています。