SEO対策・・って果たして何なのでしょうか?の第三回です。
前回は、外部対策の被リンクについて「被リンクの量」を闇雲に集めていく時代は終わっていること、被リンク自体の効果がなくなったわけではなく「被リンクの質」は現在もWEBサイトの評価を上げる上で有効であること、について解説をしました。
*SEO対策の内部対策はふたつに分かれる
検索エンジンに好まれる最適なWEBサイトに仕上げるために必要なのは外部対策と内部対策です。外部対策については前回のコラムで詳しく紹介をしました。現在の「いわゆる」SEO対策、そしてインターネットのマーケティング戦略を進めていく上でより重要になるのが内部対策です。内部対策はWEBサイトの「構造」的な対策とWEBサイトの「コンテンツ」的な対策のふたつに分けられます。
*WEBサイトの「構造」を見直す
ひとつはWEBサイトの「構造」に対する対策です。検索エンジンはインターネット上にあるWEBサイトの情報を定期的・不定期的に収集をしています。ユーザーがインターネット検索をおこなった際に、その検索したキーワードにとって「最適」だと判断したWEBサイトのページを検索結果に表示しています。シンプルにいえば、この「検索エンジンが情報収集する場所」に検索してもらいたいキーワードや情報を入れておかなければ、検索にヒットしないことになってしまいます。
有名どころの「タイトル」「メタディスクリプション」「h1」「h2」などが、WEBサイトに埋め込めるカタチにWEBサイトの構造が設計されているか、また情報が入力されているかはWEBサイトの評価に関わります。このあたりの基本的な部分については本やセミナーやWEBサイトにたくさん情報が出ています。参考にしてみると良いでしょう。
またWEBサイトがどのような構造で設計されているかもWEBサイトの評価に関わってきます。たとえばHTML構造。以前はテーブルコーディングが主流でしたが、現在ではCSSを使ったコーティングが一般的です。WEBサイトを構築してから年数が経っているならば、HTML5など最新の形式にWEBサイトの構造を見直すことで評価を上げることもできます。
*「構造」の話は専門的知識が多いけれども・・
私も「構造」の見直しの部分についてはあまり詳しくなく、ECMJのエンジニアに頼ってばかりですが、こういった横文字や専門用語が出てくると「ディスクリプションって何だ!?」「コーティングって何だ!?」「どうにかしないとっ!」になりがちですが、本質はシンプルです。ユーザーがインターネットを活用したときに、「探しやすい」「見やすい」「わかりやすい」構造のWEBサイトが評価されるというだけなのです。
スマートフォン対応もそうですし、レスポンシブデザインもそうです、AMP対応もそうですし、https化もそうですし、表示速度の問題もそうです。ユーザーが「探しやすい」「見やすい」「わかりやすい」構造のWEBサイトほど評価されるのです。
*本物のSEO対策とはどんな提案か
SEO対策の営業をしている会社はあまたあります。ただ内実は外部対策の「被リンク」をいまだに頑張って売っていたり、内部対策の「構造」の見直しのノウハウを頑張って営業していたり、どちらかといえば「これをやれば効果が出ますよ」という情報を売っている会社ばかりです。ただ、本物のSEO対策の提案をする会社もあります。
外部対策も内部対策も、結局どの打ち手がどれくらいWEBサイトの評価のアップに繋がるかはわかりません。ネットショップでどの打ち手がどれくらい売上に繫がるのかがわからないのと一緒です。仮に同じ「メールマガジンを配信する」という打ち手でも、どんな商品でメルマガを打つか、誰がメルマガを書くか、どんなタイトルでメルマガを配信するかでその効果が変わります。SEO対策も同じなのです。
つづく。