著者:石田 麻琴

楽天市場とLINEモールに動きが‥! 【no.0093】

■え?それって何かを認めてしまっていないか‥!?

 今日は楽天とLINEに動きがあったので、その2つの情報を共有したいと思います。

 まずは、楽天。来年2014年の2月から、楽天市場の代金決済を全て自社で引き受ける、という発表がありました。日本経済新聞の電子版からの切り抜きになりますが、発表された内容を箇条書きしてみます。

・楽天市場の年間取引総額(1.5兆円規模)の3割程度は利用者と出品者が個別に決済。これを楽天銀行が全ての代金決済を手掛ける。
・売買トラブルが起きた際、出店者との交渉や返金などにも応じる。(偽サイトや振り込み詐欺の防止)
・新しい仕組みでは複数の店舗で物品を買う場合も支払が1回で済むように改良。どの商品を買っても一回の支払いで済むアマゾンと同じやり方にする。
・楽天は今回の仕組みを、同社が展開する国内外の電子商取引サイトにも活用する。

 以前、こちらのブログでも「偽装ネットショップにご注意を・・!!」という記事を書いたのですが、流行ってるんですよね。偽装ネットショップ。ただ、私が知っている内容は、楽天市場に出店しているネットショップの偽装ショップが、楽天市場外の自社サイトで作られてた、という話です。「偽サイトや振り込み詐欺などを防ぎ、顧客が安心して取引できるようにする。」というふうに書いてあるということは、何かを掴んだのかもしれませんね。より店舗管理を徹底するということでしょう。

■後払い決済や、買い物の保管期限はどうなるのだろうか‥?

 今回の発表だけだと、まだまだわからないことが多く、年明けに改めて発表があると思うんですが、前払いの振込系を楽天銀行が管理するんだろうと思うものの、後払いについてはどんな対応にするのか不明です。後払いが振り込まれないリスクを楽天が持つのはさすがに危険だと思うので、おそらく振込に限りでしょうね。「全て」と発表しているのが気になりますが、もしかしたらまさか、「後払い」系の決済が一切なくなることになるのか!?

 もう1つポイントである、複数の店舗で物品を買う場合も支払が1回で済む、ということですが、お客様がネットショップをまたがって買い物カゴにバンバン商品を入れていける仕組みにする、ということですよね。お客様にとっては、銀行振込を選択した場合、ネットショップごとに口座を分けて、振込手数料を支払わなくていいのはプラス。ただ、買い物カゴの保管の期間の設定を見直す必要がありそう。振込を1回で済ますために、限界まで買い物カゴに商品を保管する人も多いと思うので、そこはネットショップ側にとっては入金遅れや機会損失に繋がってマイナスになる可能性もありますね。振込手数料無料ということはないでしょうし。詳細を待ちましょう。

■LINEモールのアプリがプレオープンした模様‥!

 そして、LINE MALLのアプリがアンドロイド先行でプレオープンしたとか。私は、iPhoneしか持っていないので、まだ見ることはできていませんが、iPhone版も今後公開されるとのこと。現在はまだテストの段階で、ユーザーから意見をもらいながら来春の春にグランドオープンをするとか。

 インターフェイスとしてはスマホアプリということもあって、複数のカテゴリの中の商品を画像中心で見ながら、欲しいモノを探していく感じですね。検索機能とかはネットの情報からは見れていないのでわかりません。アンドロイドをお持ちの方、見てみてください。まあ、こちらも以前ブログで書きましたが、だいたい思っていたとおりヤフオクぽいイメージですね。(LINEモールの仕組みはどうなりそうか、私だったらこうする)ショップという概念がなさそう。現状公開されている情報だけだと(たぶん、これがほぼ全てだと思いますが)、法人のネットショップは出る幕なさそうな気がします。