著者:石田 麻琴

クレジットカードの新規顧客を獲得する。 【no.0157】

カードの新規顧客獲得のためのインターネット戦略

 先日、もう2年ほど前に名刺交換をした、とあるカード会社の方から連絡がきて、「こちらからお伺いするので、15分ほどお時間をいただけないか」と。電話を受けたとき、私は外にいたので、「ひとまず要件をメールしてください。アポイントの予定はメールに返信します」という風にお伝えしました。いただいたメールの内容が、「弊社のカードサービスを紹介してもらえないか。謝礼をお支払するので」ということだったので、「金銭以外のWin-Winにならない代理店の提案はお受けできません」という風にお伝えしました。と同時に、「だたし、カードの新規顧客獲得のためのインターネット戦略であればご相談いただくことは可能です」とお返ししました。返答は、「また機会があった際はよろしくお願いします」ということだったので、カード会社の新規顧客獲得のためのインターネット戦略について話す提案することはなかったのですが、折角なので、こちらのブログで書いてしまおうかと思います。できれば、私が普段使っているカード会社(セゾンアメックス)の方に参考にしていただければ嬉しいですが、どの会社さんも是非参考にしてください。使えるところがあれば

 クレジットカードって一般的に何枚くらい持っているものなのでしょうかね。人によって大きく違いそうですが、私は、メインで使っているのが前述したセゾンアメックスのカード。サブ的に使っているのが、ニコスカード。元々、ニコスカードをメインで使っていましたが、途中からセゾンアメックスをメインで使うようになって、それまでニコスカードで引き落としをしていた決済をセゾンアメックスに移行していないので、ニコスカードがサブ的な役割って感じですね。そして、サブ的にも使っていないけれど、とりあえず持っているのが、楽天カードとイオンカード。楽天市場で買い物をするとき以外は楽天カードを使うことはないですし、イオンカードも何で作ったのか、今となってはわかりません。皆さんが持っていそうな、Tポイントのクレジットカード・Suicaのクレジットカードは持っていません。Tポイントは再三のプッシュを切り抜けて、レンタル機能のみのTカードを未だに使用しています

「絶対このカードでなくてはいけない理由」ってない

 こういう風に考えていて思ったのですが、はっきり言って、いたるところでクレジットカードが発行されているけれども、「絶対このカードでなくてはいけない理由」ってないんですよね。イオンカード・Suicaカードあたりが生活に根付いている人もいるとは思いますが、「絶対このカードでなくてはいけない」っていうほどの理由はないでしょう。だから、「大人になって最初に作るクレジットカードになれるか」がまずは重要であって、その一枚目になることができれば、電気・ガス・水道などのインフラ系の引き落としや、携帯電話の引き落としをそのカードですることになり、二枚目以降のカードに振り替えするのは面倒なので、一枚目のカードとの契約が残り続けることになると。おそらく、一枚目のカード絶対有利説ってのはありますよね。ちなみに、私が一枚目に作ったクレジットカードは、GEカードというものだったんですが、2009年にいきなり撤退してしまい、引き落とし系を他のカード会社に移行せざるをえない状況に陥ったのです。カード会社ってこういうことあるんだね、勉強になった経験でした。

 ということなんで、「絶対このカードでなくてはいけない理由」なんてないし、だからこそ、「うちのポイント還元率はこのくらいです」とかって、やっても意味ないと思うんですよね。カード会社としての差別性をつくらなきゃいけないし、あるならもっとアピールしないと新規顧客は獲得できないと思うわけです。というわけで、次回、私が使用しているセゾンアメックスについて、いかにインターネットでのマーケティングを展開していくかを書いてみます。

 つづく。