インターネット広告の本当の「失敗」とは何か・・
オンラインショップの規模別の課題「月商500万円」のフェイズ
(前回はこちら)
月商500万円のフェイズの課題として、前回あげたのはインターネット広告でした。そして、インターネット広告を活用するに当たっての重要なポイント。それはインターネット広告の「効果の検証」だとお伝えしました。
PPC広告(リスティング広告)、アフィリエイト広告、バナー広告、メール広告・・。そしてSEO対策なども含め、様々な手法のインターネット広告を選択することができます。が、その効果をきちんと検証することが大切だということです。
インターネット広告の活用は、どんなお客様に、どの商品(サービス)を、どんな表現でサイトに来てもらい、どのような見せ方(提案)をして購入(利用)いただくか。ここに尽きます。まずは「インターネット広告の「成功」と「失敗」とは何か」をお話します。
インターネット広告の「成功」とは何を指すか
まず「成功」という部分は、比較的イメージしやすいですよね。インターネット広告を出稿したことで、新規のお客様に購入いただくことができた。新規のお客様の会員登録が増えた。新規のお客様の資料請求があった。アポイントの依頼があった。相談・問い合わせがあった。このあたりはインターネット広告を出稿したことによる成果になります。
また、お客様に購入いただいたり、会員登録をしていただいたり、資料請求をしていただいたりする中で、その1注文、1会員登録、1資料請求を獲得するためのコストが想定していたとおりの数字(金額)で実現すること、また想定していた数字(金額)より少なく実現できること、これもインターネット広告の「成功」にあたります。
では「失敗」とはどのようなものでしょうか
まず「成功」の裏返しが「失敗」であるという考え方です。新規のお客様の購入が増えなかった。新規のお客様の会員登録が増えなかった。お客様の資料請求がなかった。アポイントの依頼がこない。相談・問い合わせが増えない。また、想定していたよりも獲得コストが高い。つまり一般的にいう「ペイしていない」場合。これらはインターネット広告としての「失敗」を意味するのかもしれません。
しかし、ここで考えたいことがあります。オンラインショップの運営と同様、インターネット広告も運用改善を繰り返すことで、成果を高めることが可能です。PPC広告(リスティング広告)もアフィリエイト広告もバナー広告もメール広告もです。最初から思いどおりの獲得コストで注文が増えるわけではありません。チャレンジした当初は、むしろ、失望する結果が出ることの方が多いと思います。
本当の「失敗」と「次への改善に繋げられない」こと
でもそれは、決して「失敗」ではありません。インターネット広告の出稿の際に行ったアクションと成果データを整理する。そうすれば「ペイしない」状態でもとしても、次の「改善アクション」に活用できます。つまり、本当の「失敗」とは「次への改善に繋げられない」ことなのです。
最初は下手でも、成果が出なくても構いません。着実にノウハウを蓄積していくために、自ら出稿内容を決め、自ら成果のデータを検証し、インターネット広告を活用していきたいところです。「全部やってあげるよ」的なものは危険です。
つづきはこちら。
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