著者:石田 麻琴

はっきり言って、ダイエットって面倒くさい。【no.0264】

 ダイエットをするとき、最初にやることは?(前回はこちら

 前回のブログでは、ダイエットをするときにまず「体重を測る」ことが重要だということ。毎日同条件で測った体重をエクセルに付け、毎日の変化を比較することが大切であること。食事制限する、運動をするなどを実践し、毎日の体重の変化を見ていくことによって、自分にあった体重の落とし方を探していくこと。このあたりをお話しさせてもらいました。「お前(石田)はどうなんだ!」というツッコミが方々で上がっているのは承知の上ですが、こちらの話を続けさせていただきます。

 自分にとって「良い」のか、どれくらい「良い」のか、は結局「定性的」にしかわからないことです。だから、実際に試してみて「定量的」にどれくらい身体に効果があったかを確かめることが大切なわけです。きちんと「何を試したのか」を書き残していれば、「原因=実践」と「結果=体重」の相関性を紐づけられるようになっていきます。まさに、「何で体重が落ちたか」がわかれば、「どうすれば体重が落ちるか」がわかるわけです。そうすれば、次のアクションに対する期待をより持てるようになり、実行へのハードルがググッと下がります。少なくとも、「全く意味が無い」というようなことを辞めることができるでしょう。これだけでも、大きな進歩ですよね。

 ダイエットをするときの具体的な方法として「『原因』と『結果』を見る」という方法はご理解いただけ、またその有効性も想像のつくところからと思いますが、ここで大きな、本当に大きな問題がございます。これは、この数千年間、そしてこれからもずっと、人類の課題であり続けることです。それは何か、「人は理解していても、やらない」ということです。

 はっきり言って、ダイエットって面倒くさいじゃないですか。何を好んで、毎朝5キロランニングをしたり、友達の飲み会の誘いを断ったり、夜21時以降は食事をしないとか決めなきゃいけないんだよ、という話です。いくら効果がわかっていたとしても、やらない。人は理解していても、やらないんです。だから、ダイエットできるかできないかというのは、そのダイエットの方法論の話ではなくて、本質的には意思の問題ということなんですね。これからまだまだ人類の頭脳は発達するし、テクノロジーも進化していくのでしょうけど、この「意思=やるかやらないか」というのは、これまでもこれからも変わらない本質的な課題として残り続けるのではないかと思います。(逆に、できれば苦労しないって話です)

 さあ、ではどうするか、ということです。環境をつくるしかありません。環境つくることでダイエットへの一連の実践を習慣化に繋げていくのです。怪しげな薬を飲んで、今日60キロだった人が明日には40キロに!みたいなのはあるのかもしれませんが、健康的に体重を落とすためには楽な手段を取ってはいけません。そこには必ず副作用があります。ネットショップでも、事業を成長させるためにいきなりインターネット広告を使った会社はロクなことにはなりません。自分の中の真実に気づかないまま、麻薬に麻薬を重ねて現状を保つような状況になってしまいます。楽にはならない、一瞬でダイエットはできないと割り切り、その上で「より楽しくダイエットするためにはどうすればいいか」を考えればいいんです。私であれば、バスケットボールを週2回くらいできれば、楽しくダイエットできるだろうなぁー、と思います。毎朝のランニングはキツイっす。

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 おわり。