著者:石田 麻琴

すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その九【no.0450】

 すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。(前回はこちら

 ということで、お父さん(以下、ユーザー)はGoogleで検索した「焼肉」という検索結果を2ページ目までみて、「焼肉 西武池袋線」というように検索キーワードをふたつに増やして、新たに検索ボタンを押します。

 すると、「焼肉 西武池袋線」という検索キーワードにヒットするページがずらりと出てきます。いま調べると629,000件です。「焼肉」での検索結果が44,000,000件なので、かなり減りましたね。1.4%ですか。焼肉屋さんが全国にあることを考えれば、1.4%でも多い方なのかもしれません。

 とはいえ、まだ629,000件です。1ページ目の1番から629,000番まで、人に見てもらえる順位がつけられているのです。当然ですが、629,000番目のページは(どんなページかわかりませんが)ユーザーの目に触れることはないでしょう。存在しているのは確かだけれども、人から見られることがなければ存在していないのと同じ。これがインターネットにウェブサイトを持つということです。

 今回、例として挙げたのが「焼肉」なので、「焼肉 西武池袋線」と検索した時点で、検索結果の上位にある「食べログ」や「ぐるなび」のウェブサイトに飛んで、ユーザーはその中から西武池袋線沿いにある焼肉屋さんを探すかもしれません。これは「食べログ」や「ぐるなび」が一般化している証拠なのでしょうね。

 同じように、旅行先のホテルを探す場合は「ホテル 箱根」と検索するユーザーもいるとは思いますが、先に「じゃらん」と検索するかもしれません。ゴルフ場を探しているならば、「ゴルフ 軽井沢」と検索するのではなく、「楽天GORA」や「ゴルフダイジェストオンライン」と検索するかもしれません。家電を探しているならば、「エアコン 最安値」と検索するのではなく、「価格.com」と検索するかもしれません。

 本や食品を買うなら、「Amazon」や「楽天市場」を先に検索する人も多いと思います。このようなサービスに特化したプラットフォームを知っている人は、先にそちらのトップページに飛び、そのウェブサイトの検索バーを使って、商品を検索結果の1ページ目から探していく、続けて2ページを見ていく、思っている商品が見合たならなければ、検索キーワードを2つに増やして、また商品を探していく。GoogleやYahoo!の検索エンジンでの動きと、基本的には同じ動きをしていきます。

(ちなみに、プラットフォームの活用についても、後ほど詳しく解説していきたいと思います)

 では、「岩佐豊の大型国庫補助金」のウェブサイトについてはどうでしょうか?どうやったら、「岩佐豊の大型国庫補助金」のウェブサイトに、見ず知らずの「補助金の獲得を希望している」事業者が辿りついてくれるか、という話です。「補助金」については、「食べログ」や「ぐるなび」のような、一般化しているプラットフォームがないように思います。(これ、けっこう重要です)

 そんな場合、ユーザーはまず検索エンジンで「補助金」というキーワードを検索すると思います。現在12,100,000件です。以前よりもまた少し増えましたね。300,000件くらい増えたでしょうか。ウェブサイトのページって、基本的には半永久的に増え続けます。こんな市場の中で、ユーザーに知ってもらうために常に検索の上位を狙わなくてはいけないわけですから、本当に大変ですよね。

 「補助金」というキーワードで検索したユーザーは、検索結果の1ページ目の1番目から自分が見たいウェブページを探していきます。基本的には青字のリンクページのタイトルを見て、気になったらすぐクリックをするか、もしくは黒字の解説を読んで、「自分が探している情報があるかもしれない」と思ったらクリックをします。合致しそうなページがなければ、2ページ目に飛び、3ページ目に飛び、そのあたりで1ページずつ探すのをあきらめて、検索キーワードを増やして探すことになります。考えられるのは「補助金 獲得」などのキーワードでしょうか。

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