すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。(前回はこちら)
みなさんは、インターネットで検索をするときに、検索結果を何ページ目まで見ますか?
例えば、「あー、日曜日に家族サービスで焼肉行こうかなー。あー、確か嫁の誕生日が近かったから、サプライズでお誕生日会も兼ねるかー。そしたら、いつも行っている駅前のお安目の焼肉屋さんじゃなくて、遠出をして少し値段高めの焼肉屋さんを探すかなー」ということで、インターネットを検索するときに、「焼肉」と入れると膨大な数のページがヒットすると思います。
いまGoogleで「焼肉」と検索したところ、ヒットするページは約44,500,000件です。4,450万ページが「焼肉」というキーワードでヒットするんですね。「補助金」の約4倍です。恐ろしい。これを、1ページ目の1番上から、最後のページ(おそらく1ページが10件なので4,450,000ページ目)まで、ひとつひとつ見ていくことはないでしょう。
ここでこのお父さん(以下、ユーザー)が取ると思われる行動です。まず「焼肉」というキーワードで検索、検索結果の1ページ目の上から、「青字」のタイトルを見ながら、ページをスクロール(下に降りる)していくと思います。その中で、気になったタイトルがあれば、それをクリックしてウェブサイトの中身を見る。もし、自分が探している情報と違っていれば、検索結果の画面に戻って、他のウェブサイトを探す。こんな行動をするかと思います。
そして「焼肉」という検索結果の1ページ目の「青字」のタイトルをひと通り流し見した後です。この次の行動は2パターンあります。1つは、そのまま次のページ(2ページ目)の検索結果を見て探すという行動。もうひとつは、検索バーに戻って、「焼肉」というキーワードにもうひとつキーワードを追加するという行動です。
もし、前者の次のページの検索結果を見るという行動をとったとき、2ページ目を確認し終わった後の行動として、また同じことが繰り返されます。そのまま3ページ目の検索結果を見に行くか、検索バーに戻ってキーワードを追加するか。このいずれかの行動です。そして、大方の場合ですが、検索結果の1ページ目もしくは2ページ目までいったところで、検索バーにキーワードを追加する行動に切り替えるでしょう。さすがに、4ページ目、5ページ目まで検索結果を見に行く人は少ないかなと思います。
ここで、余談ですが、私が初めてパソコンを触った頃は、複数のキーワードでの検索ってあんまり主流じゃなかった気がするんですよね・・。ひとつのキーワードで、20ページ目、30ページ目まで頑張ってウェブサイトを探していた記憶があります。この15年ほどの間に、検索エンジンの進化と通信システムの発達とユーザーリテラシーの向上が飛躍的に起こったんでしょうねぇ。
前回のブログの最後に、「補助金」で検索すると、約11,700,000件のページがヒットする、と書きました。今日、検索したら、これが約11,800,000件になっているんですよ。本当に、ウェブサイトってものは基本的に限りなく永遠に増え続けていきます。「補助金」という、いわゆる「ビッグワード(検索ボリューム、検索される数が多いキーワード)」でも、検索結果で見られるのは所詮2ページ目か3ページ目までということになります。その中に出てこないと、あんまり意味が無いんですね。
「焼肉」というキーワードで検索して、1ページ目と2ページ目を見たユーザーは、あることに気が付きます。「ってか、うちの自宅から行けるところじゃないと、そもそも意味ないじゃん」ということに。そこで、検索バーに戻り、「焼肉」というキーワードに、ふたつめのキーワードを加えます。「焼肉 西武池袋線」というようにです。
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