先日の講演会でこんな質問をいただきました。
ブログを書くのは毎日ではなく、月2回でも意味があるか。1,500文字書くのは厳しいので、1回1,000文字でも大丈夫か。
こんな質問でした。
ブログを発信し続けることによって、検索エンジンからの集客力がアップするのはご存じのとおりです。最近では、コンテンツマーケティングやオウンドメディアといった言葉がトレンドワードになっていますが、インバウンドでのサイト流入を狙っていこうという点で一緒ですね。
ただ、ECMJとしてオススメしているのは、「自分で」ブログを書くこと。コンテンツマーケティングを専門にしている他社にすべてをお任せするのではなく、まずは詳しい人が詳しいことを発信することから始めていこう、というわけです。
ECMJも毎日1,500文字のブログを書いていますし、セミナーでお話している吉祥寺の家具屋さん「ソリウッド・プロダクツ」さんも、毎日1,500文字のブログを書き続けています。しかし、やっぱり慣れていないうちから毎日1,500文字を書くのは厳しい。せめて月2回、1回あたり1,000文字くらいならば続くかな・・ということのようです。
まず月2回、1,000文字の発信に意味(価値)があるかということですが、間違いなくあります。もちろん、検索エンジンからの集客としては、ブログの更新頻度が多いこと、ブログの文字数が多いことに越したことはありません。ただ、たとえ月2回の更新だったとしても、1年間続ければ24コのコンテンツが仕上がることになります。4年続ければ100コ近くになります。
月2回のブログ更新でも、続けている会社と続けていない会社では確実に差がうまれます。集客力にも地道ながら、差がうまれると思います。大切なのは、たとえ月1回でも、着実に続けていくことではないでしょうか。書くことに慣れてきたら、月4回・・週2回・・と、ブログの回数を増やしてもらえれば嬉しいです。
もうひとつ、月2回のブログ更新でも、確実に効果がうまれる部分があります。それは、あなたのビジネスを知っている既存のお客様がブログを読んでくれる、ということです。検索エンジンやソーシャルメディアを通じての新規のお客様の流入は少なくても、既存のお客様には確実に情報を伝えることができます。
ホームページやWEBサイトの情報はあくまで一時的なものです。WEBサイトで「顧客満足度ナンバーワンを目指します!」と書いていたとしても、顧客満足度を高めるためにどのような経営努力をしているかはお客様には伝わりません。月1回でも、月2回でも、経営努力、課題解決に対する情報を発信し続けることによって、よりお客様からの「信用」をいただくことができるのではないでしょうか。
「こういった課題は、このように考え、解決に向かってください。弊社ではこんなサポートをすることができます」といったブログを書く。これを続けていると、実際に対面していないホームページ上でも、お客様に自社を知ってもらうことができます。定期的な発信という動きがあるから、お客様側からも中が見えるのです。
月2回、1回1,000文字のブログ更新でも少なくありません。着実に積み重ねることに意味があります。新規のお客様へのリーチへの期待度は幾分低くはなりますが、既存のお客様にとって、大変価値のある情報提供になるはずです。千里の道も一歩からですので、ぜひ続けられていただければと思います。
おわり。
[…] 先日(9/2)に、「ブログを書くのは毎日ではなく、月2回1,000文字でも意味があるのか」というブログを書いたんですね。そのブログについて、とてもまっとうな指摘をいただいたので、今日はそのことについて書きたいと思います。 […]