著者:石田 麻琴

「来店したけれど買わなかったお客様の数がわかる」ことの価値とは?【no.0538】

 さて、土曜日なのでまとめです。

 今回も前回に引き続き、「鬼切シリーズ」をまとめていきます。前回が第六十二話までのまとめでしたので、今回は第六十三話からのスタートです。

第六十三話 売上目標が決まると「会計数値」と「事業数値」が決まる。【no.0424】
http://www.ecmj.co.jp/?p=4888

 「売上年商1億円。利益2,000万円」というEコマース事業の目標を立てた鬼切社長。二子(にこ)社長と猪井氏(いいし)先生のアドバイスによってネットショップ運営の会計数値について学びました。これからネットショップの企画・構築に入る前に、猪井氏先生は売上目標が決まると算出することができるネットショップの事業数値について話を始めます。

第六十四話 実店舗をやっていればわかる数値項目とインターネットならではの数値項目【no.0427】
http://www.ecmj.co.jp/?p=4943

 事業数値について猪井氏先生の説明に失神してしまった鬼切社長。難しい言葉、膨大な情報が入ってくると頭がパンクしてしまう鬼切社長なのでした。猪井氏先生は鬼切社長が再び失神をしないように、鬼切社長に問いかけながら、ネットショップ運営の基本となる事業数値「売上」「アクセス人数」「受注件数」「転換率」「客単価」について伝えました。

第六十五話 「アクセス人数」は、いったい何の役に立つというのか・・!?【no.0431】
http://www.ecmj.co.jp/?p=4951

 「売上」「受注件数」「客単価」はおにぎり水産の実店舗でも取得している数字です。この3項目についてはすぐに理解した鬼切社長でしたが、「アクセス人数」と「転換率」についてはいまいちピンときません。毎日実店舗にどれくらいのお客様がきているか、猪井氏先生のその質問に理論的な答えをする鬼切社長。しかし、あくまで想定の来店数であり、正確な数字ではありません。ネットショップでは正確な「アクセス人数=来店数」の数字がわかるということですが‥

第六十六話 「来店したけど買わなかったお客さん」には、それはそれで「理由」がある【no.0435】
http://www.ecmj.co.jp/?p=4995

 正確な「アクセス人数」を知ることができると、「来店したけれど買わなかったお客様の数がわかる」。猪井氏先生の答えに、その意味は理解しているものの「なぜそれがわかる必要があるのか」がわからない鬼切社長。猪井氏先生はコンビニとコンビニ弁当を例にして「来店したけど買わなかったお客様」を分析する重要性を説きます。

第六十七話 ビジネスにはレールもなければ、カーナビもない。【no.0438】
http://www.ecmj.co.jp/?p=5003

 実店舗はいつお客様がお店に入ってきたか、いつお店から出ていったか、どんな商品を手に取ったか、どうお店の中を回ったか、それを生でみることができる。しかし、インターネットビジネスはお客様の細かい動きを見ることができない。だから、データを活用することに大きな意味がある。猪井氏先生は、「数字はコンパス」であることを鬼切社長に伝え、おにぎり水産を後にしました。

第六十八話 おにぎり水産にシステム担当の麻間さんがやってきました【no.0441】
http://www.ecmj.co.jp/?p=5070

 2週間後、猪井氏事務所のシステム構築の担当である麻間(あさま)さんがおにぎり水産にやってきました。麻間さんは、猪井氏先生が鬼切社長に課したふたつの課題「ネットショップの責任者をどうするか」「おにぎり水産の笹かまぼこを1セット5,000円で売るにはどうするか」についての確認から始めました。

第六十九話 ネットショップが取り扱っている商品の数は、果たしてどれくらい?【no.0445】
http://www.ecmj.co.jp/?p=5078

 麻間さんは、おにぎり水産の新しいネットショップについて、笹かまぼこへのこだわりや、笹かまぼこを使った料理の情報などを中心とした情報メディア型のネットショップを提案しました。おにぎり水産で扱っている商品が、基本的に笹かまぼこ1点だからです。鬼切社長は他のネットショップはどれくらいの商品数を取り扱っているものなのか、麻間さんに聞きました。

 「鬼切シリーズまとめ」つづく。