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相談させてもらえる人とチェックしてくれる人がいること。【no.0444】

 相談させてもらえる人とチェックしてくれる人がいること。

 弊社にはふたりの役員がいます。ブログにもたびたび登場している、岩佐豊さんと片貝孝夫さんのふたりです。このおふたりがいなければ、いまの私はいないでしょうし、とっくに事業を終えていたかもしれませんし、事業が続いていたとしても全く違う方向に変わっていたかもしれません。そんな、私にとって大切なふたりです。

 岩佐さんは「週刊ダイヤモンド」や「ハーバードビジネスレビュー」や、近年だと「もしドラ」など、雑誌や書籍の出版で有名な、ダイヤモンド社の社長・会長をやられていた方です。現在は、企業の取締役や顧問、全国で講演などをやられています。元々は、地元(練馬です)の同級生の繋がりでご紹介いただき、それからお付き合いをさせていただいています。周りから見ると、長い付き合いに見えるようですが、まだ3年半ぐらいの付き合いです。

 片貝さんは、日本のIT業界のパイオニア的な知る人ぞ知る存在の方です。いまでは当たり前になっていますが、日本初の法人向けグループウェア「秘書優子」を作ったのは片貝さん。コールセンターを最初に作られたのも片貝さんです。日本で最初のITシステムのテレビ番組「IT最前線」(たしかテレビ東京)でコメンテーターをしていたとか。片貝さんは、岩佐さんの紹介でほぼ同時期にお付き合いが始まりました。3年半弱のお付き合いです。

 このおふたりとのお付き合いがきっかけで、私の考え方が大きく動き、会社を始めるきっかけにもなったことから、会社設立直後より弊社の取締役をお願いしています。岩佐さんと片貝さんは、弊社の取締役であり、私のメンターもあります。

 私は、困ったことがあるとすぐに岩佐さんもしくは片貝さんに相談をします。経営者として3年の身でありますし、社会人としても9年しか経っていませんので、「自分の頭で考え抜けないこと」が多々起こります。また、自分の欠点として感情の起伏が激しいことも自身では自覚しており、突発的なトラブルにより「課題としても感情的にも、自分でコントロールができない」と判断したときに、すぐ取締役に電話をかけます。

 ふたりは、私の話をじっくり聞いてくれ、対処を考えるための「原則」を私に教えてくれます。今回の問題を解決するための話ではなく、これからも起こるだろう課題を考えるための「原則」を伝えてくれるわけです。またお付き合いをして3年ですが、「テンパった自分」がどれだけ助けられたかわかりません。でも、ひとつひとつ「原理原則」を学ぶことができている感覚はあります。課題のない人はいないですからね。

 もうひとつ、取締役のおふたりは、会社の数字と私の経営をチェックする役割を担ってくれています。弊社が取り組んでいるコンサルティング手法を、まさに私に対して行ってくれているのが岩佐さん、片貝さんです。役員会は月に1度、原則として第一火曜日の昼間に行っています。月に1度、会社の数字と私の経営、そして私の行動にチェックが入ります。

 いまでは少し慣れましたが、正直、最初は苦痛で仕方がありませんでした。必ず報告事項を用意しなければいけないからです。逆に言えば、報告事項を用意するために、嫌でも行動をしなくてはいけない。前月の役員会で課題に上がったことは、必ず対策をしなくてはなりません。でも、このもしこの月1度の役員会がなければ、「好きなときに」「やれるときに」「気が向いたときに」数字を見たり、行動をする経営をしていたと思います。やはりこれがなくては、弊社の成長はなかったと思います。(両氏と弊社は一切資本関係がありません。100%石田の株です)

 毎月の役員会は岩佐さんの提案でした。というか、毎月の役員会を唯一の条件に、取締役を受けてもらえました。毎月のセミナー(次回で第16回です)は片貝さんからの提案でした。ちなみに、毎日ブログを提案したのは、私自身です。

 みなさんの周りには「相談させてもらえる人」と「チェックしてくれる人」がいますか。もしいなければ、探してみることを強くおすすめします。必ず、自分の成長に繋がるはずですから。

 おわり。

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