新規顧客の集客方法は詰まるところ4つしかない。(前回はこちら)
前回は、「広告を使う」「検索ヒットを狙う」「メディア拡散を狙う」「顧客リストを流す」の4つのうち、「広告を使う」について書きました。今回は、「検索ヒットを狙う」について詳しく説明していきます。
*自然流入を増やすことが理想的な集客
検索エンジンからの検索ヒットによる自然流入を増やすこと。インターネットビジネスを成長させていくにあたって、最も欲しいもののひとつではないでしょうか。インターネット広告を使うとお金がかかります。かといって、サービスの対象としているお客様が本当にアクセスしてくれ、利用してくれるとは限りません。メディア拡散は不確定要素が多すぎます。拡散されるコンテンツは狙って作れるものでもないでしょう。逆に、狙いすぎてしまうとサービスとの繋ぎこみが強引になり、炎上してしまう可能性もありますよね。
検索のヒットから優良な(自社のサービスに合った)お客様にアクセスしてもらい、サービスのお客様になってもらえれば、それに越したことはありません。潜在顧客が検索ヒットでサイトを訪れ見込顧客になり、定期的な接触を持つことによって新規顧客(サービス利用顧客)に引きあがってくれるなら、それが望むべきものですよね。
ところが、なかなかそう都合の良い集客ができないのが現実です。リアルの世界でブランド認知があるサービスならば、サービス名や商品名や会社名で直接検索をしてもらえるでしょうが、ほとんどのサービスにおいてはインターネット上での「認知」からスタートしなければいけないわけです。では、いかにして認知に繋げていけばいいのでしょうか。
*あくまでまずはコンテンツとテキスト「量」を増やす
検索ヒットを増やすためのポイントは、まず「量」ということになります。ブログを集客のツールとして使う場合は、ブログのエントリー数や文字数がキーポイントになります。Eコマースサイトを運営する場合は、商品数がキーポイントです。特に、ショッピングモール内にネットショップを立ち上げるときは、商品数がアクセスに比例することが多々あります。もちろん、商材によっては1商品だけを販売するネットショップもあるでしょう。その場合は、活用事例やレシピ、使い方の提案などのコンテンツを充実させることによって、検索からのヒットをカバーしていきます。ここはコラム形式で更新を重ねていくのが楽ですね。あくまでまずは「量」を増やすことを目的にしてください。
前提として「量」がカバーできるようになれば、次は「質」ということになります。当然、1つ1つのコンテンツを詳しく、読みやすく、わかりやすく、充実させていくのも良いのですが、「質」を上げるために活用したいのがデータです。自社のサービスサイトにアクセスしてくれているお客様は、検索エンジンでどんなキーワードを検索しているのか、どの参照元からのアクセスが多いのか、最初にヒットしたページ以外にどのページを見てくれているのか、などをデータで確認することが大切です。データを定期的にチェックすることによって、次第にその傾向が見えるようになってきます。
より見られるようになっているページ、より検索されるようになっている検索キーワードを見つけ出し、コンテンツを「改善」したり「拡充」したりしていくポイントを見極めていきます。データを見ることによって正解が見えるわけではありませんが、どの方向に寄せていくとお客様の期待に沿うことができそうか、という予測を立てられるようになります。少しずつ時間をかけて優良なコンテンツを作っていけばいいのです。
*コンテンツを作成する自社だけの「ルール」をつくる
さて運用です。実際に業務に「検索ヒットを狙う」を入れる場合、「月間に●本のコンテンツを作成する」「隔週月曜日に前2週分のデータを確認する」というルールを決めて、仕事に取り掛かるのが良いでしょう。目標ではなく、あくまでルールです。コンテンツを作成するのは、「時間をかけて、努力すれば」できることなので、「そういうもんだ」と思ってルールにするのが良いと思います。コンテンツを増やせば増やすほど、検索にヒットし、成果が出てきます。
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